庭木の剪定って、どうやるの?

庭木の剪定は技術の要る作業で、 むやみに切ってしまうと枯れてしまうこともあります。 一番おすすめなのは業者に剪定を依頼することですが、費用が気になりますよね。そこで今回は、自分で剪定をしたいという人向けに、剪定の基本的な情報を説明します。

庭木の剪定ってどうやるの?

適切な剪定とは

剪定は、ただ単に樹の枝を少なくする作業ではありません。
樹の成長を見越して、好みの形に育つように不要な枝を除いたり、季節ごとに実や花を楽しむための大事な手入れの作業です。

樹の生命力は強いため、一度枝を切ってもそこからまた新しい枝や新芽を出して成長を続けます。
さっぱりさせたいからと切りすぎてしまうと、そこから細い枝がたくさん生えてくることもあります。
適切な剪定とは、樹本来の健康な生育を促し、美しい景観や花・果実の実りを助けるための手入れであるべきです。

樹の健康状態を良好に保つためには、適切な時期に剪定をすることも重要です。
別記事で、庭木の種類別おすすめの剪定時期を詳しくご紹介しています。
ご自宅の庭木の名前がわかる方は、適切な剪定時期を確認してみてください。


どの枝を切ったらいいの?

剪定は樹の生育を妨げる不要な枝を切る作業ですが、どのような枝が樹にとって不要なのでしょうか。
枯れている枝はもちろん、見た目が悪い枝や、重なるように近い位置に生えている枝も、栄養を奪い合ってしまうためどちらかを切る必要があります。
このように、樹の生育を妨げ、美観を損なう枝を「忌み枝(いみえだ)」と言います。
忌み枝にはいくつかの種類があり、これに当てはまる枝が樹にとって不要な枝です。

忌み枝の種類

◆基本的に切る忌み枝
・枯れ枝
  …枯れている枝。美観を損ね、病害虫を発生させたり風で突然折れて落下したりする危険性も。
・ひこばえ
  …樹の根元から出ている細い枝。(※株元から枝が豊富に出る性質の樹はこれに該当しません)
・徒長枝(とちょうし)
  …樹の幹や枝から勢い良く一直線に真上に伸びた細い枝。景観を崩し、風で折れる危険性も。
・逆さ枝
  …自然な枝の流れと逆方向に伸びた枝。美観を損ねる原因となる。
・垂れ枝
  …下り枝とも言う。下方に向かって伸びた枝。

◆バランスをみて切る忌み枝
・重なり枝
  …同じ方向へ接近して平行に伸びている2本の枝。樹形のバランスを崩すため1本を切る。
・車枝(くるまえだ)
  …熊手のように一本の太い枝から放射状に伸びた細い枝。日当たりや風通しに影響がある。
・絡み枝
  …他の枝に絡みついている枝。日当たりや風通しに影響があり、景観を損う。
・立ち枝
  …横に伸びずに直立に伸びている枝。樹形のバランスが崩れ景観を損なう。
・閂枝(かんぬきえだ)
  …十字のように幹から左右対称に横に伸びた枝。景観を崩す。
・懐枝(ふところえだ)
  …幹に近いところから生えている細い枝。日が当たらず風通りも悪いため害虫の温床となる。
・胴吹き
  …幹の根元付近から上方に伸びている枝。栄養を奪い樹の上部に栄養がいかなくなる。


枝の切り方

枝の切り方によって樹が成長したときの形が異なってきますので、切り方にも注意が必要です。

外芽を残して切る

枝を正面から見て、幹側に生えている新芽を「内芽」、外側に生えている新芽を「外芽」といいます。
内芽は幹側(内側)に伸びようとするのに対し、外芽は幹とは反対(外側)に伸びようとします。
横に手を伸ばしたような枝にするには、外側に伸びる外芽を残すように切ります。
内芽を残して切ると、芽が伸びたときに真っ直ぐ立ち上がったような枝になり、景観を損ねます。
残す外芽の5mm~1cmほど上部を、外側から内側に向かって斜めに切りましょう。

枝葉を残して切る

細い枝葉がついている枝を切るときは、枝葉を一つ残して切りましょう。
枝葉をすべて切って枝だけ残すと、残った枝は枯れてしまいます。

太い枝は2個所に切り込みを入れて切る

太い枝を根元から切る場合、上方から切っていくと枝自体の重みで裂けるように折れてしまいます。
いったん根元から20cmほど離れた個所で切り落とし、最後に根元から切り落としましょう。
まず、根元から20cmほど離れた個所に、下方から切り込みを入れます。(直径の半分まで)
次に、その切込みからさらに少し離れた個所に、上から切り込みを入れます。(直径の半分まで)
切り込みを利用して枝を落としたら、残った枝(20cmの部分)を根元から切り落とします。


剪定のポイント

素人が剪定する際に気をつけなれけばならないのが、「全体のバランス」です。
手の届くところだけ丹念に切り落とし、手の届きにくい上部はそのままというのもありがちです。
自然の樹を見るとわかりますが、上部のボリュームが小さく、下にいくにつれてボリュームが大きくなるのが本来の樹のバランスです。
目隠し目的で形を揃える場合や、特別な図形に整える場合を除いて、通常の樹を剪定するときはこのバランスを意識しながら剪定しましょう。

◎失敗しない剪定の重要なポイントは以下の3つです。
1.上から切っていく
2.全体を見ながら切る
3.左右対称にしない

下から先に切っていくと、上にいくにつれてさらに短く切る必要があり、三角形の形に整えるために枝を切りすぎてしまう可能性があります。
上から少しずつ切り落としていきましょう。

美観を楽しむ樹の場合は、家の中と外から見たときの形、つまり樹から離れて見たときの印象が大事です。
一気にすべての枝を切り落とすのではなく、少し切ったら樹から離れて全体のバランスを確認しましょう。

また、樹本来の美しさを引き出すためには、幹から出る枝を左右対称にはしないことです。
十字架を縦に並べたように左右対称な樹よりも、左側に伸びた枝と右側に伸びた枝が互い違いのほうが、美しく見えます。


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剪定というのは知識と技術を要する作業です。
ごく小さな樹の場合は問題ないですが、少し大きな樹になると、忌み枝の見極めから切り方まで考えながら剪定する必要があり、意外と時間がかかってしまい大変です。

ここまで剪定の仕方について説明してきましたが、樹の形や状態は一つとして同じものはありません。
ベテランの植木屋でさえ「剪定は一生勉強」と言うくらい、難しい作業です。
「たかが枝を切るぐらい」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、年月をかけて成長する樹がどのように成長していくかを的確に予測しながら切るのには、長い経験と熟練の技術が必要なのです。


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