\遺品整理に困っているなら/
事業者の力を借りて遺品整理をする目次
- 1)遺品整理とは?相続人の義務なのか
- 2)遺品整理の費用相場と作業時間
- 3)遺品整理を事業者に頼むメリット・デメリット
- 4)遺品整理の料金の決まり方
- 5)遺品整理の費用を安くする方法
- ①事前に整理できるものはしておく
- ②売却できそうなものは買取に出す
- 6)失敗しない遺品整理事業者選び
- 遺品整理サービスでの契約トラブル例
- 優良な遺品整理事業者の選び方
この記事でわかること
遺品整理の費用はいくらかかりますか?
遺品整理の費用は、家の広さや整理する荷物の量などにより異なります。
一般的に2K:9万円〜12万円、3DK:17万円〜20万円程度です。
決して安くない遺品整理ですが、費用を安く抑えるコツもあります。
遺品整理の事業者を選ぶコツはありますか?
遺品整理を安心してお任せできる事業者の見極め方は、3社以上を比較することです。
サービス内容、料金(見積もり)、口コミ、返信の速さ、キャンセル料の有無に加え、遺品整理士が在籍している・古物商許可証があるなど、資格もチェックしておくと安心です。
1)遺品整理とは?相続人の義務なのか
遺品整理は、故人が残したもの(遺品)を整理、故人が暮らしていた家や部屋をきれいにすることです。
家財道具、衣類、写真や手紙、通帳や財産価値のあるものなど、遺品の内容は多岐にわたります。これらを「残しておくもの」「処分するもの」などに分けていきます。
なお、遺品整理の際に、故人が愛用していたものを親族や故人と親交の深かった方々に贈ることは「形見分け」と言います。
本来、遺品整理は、相続人が全員で行うべきことです。個人の独断で遺品整理をすると、のちのち相続人同士のトラブルに発展するケースも。
遺品整理は誰が立ち会うのか、時期はいつにするのかなど、あらかじめ関係者の間で相談しておくと安心です。
遺品整理の時期はいつがいい?
「遺族みんなの考えを聞き、相談しながら形見分けができる」という点で、四十九日や新盆、一周忌、三周忌などのタイミングを目安に遺品整理をする方が多い傾向にあります。
賃貸の場合は家賃の問題があるため、なるべく早く遺品整理を進めたほうが良いですが、持ち家である場合はさほど急ぐ必要がないため、遺族の忙しやさ気持ちが落ち着いてから時間をかけて整理するのも良いでしょう。
2)遺品整理の費用相場と作業時間
遺品整理サービスを事業者に頼むと、以下のような料金相場になります。
基本的に作業する部屋の広さや部屋数に比例し料金が高くなります。部屋が広くなればなるほど、作業時間が増えて人員も多く必要になるため、料金は高額になります。
遺品整理の費用に幅があるのはなぜか?
遺品整理の費用は、基本的に処分量によって変動します。
同じ1Kの部屋でも、処分量がトラック何台分になるかでも費用は変わるため、狭い部屋であっても処分量が多ければ費用は高くなり、逆に広い部屋でも処分量が少なければ費用は安くなります。
また、遺品整理をする建物の状況や周辺の環境も費用に影響します。
3階建てかつエレベーターがない場合は、階段の上り下りが発生する分、費用も高くなる傾向に。処分品によっては別途追加で処分量が必要なものもあるため、遺品整理の費用には幅が出てくるのです。
お住まいの地域の遺品整理サービス料金をチェック
地域 | 都道府県 |
---|---|
北海道 | 北海道 |
東北 | 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 |
関東 | 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 |
中部 | 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 |
近畿 | 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 |
中国 | 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 |
四国 | 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 |
九州・沖縄 | 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 |
遺品整理サービスとは
「遺品整理サービス」とは、『遺品整理』の役割を担った遺族などの依頼を受けて、その役割の一部もしくは全部を依頼者に代わって行う、または依頼者を支援するサービスのことです。
この直近10年で世の中に浸透したサービスで、「故人と遺族が離れて暮らしている」「体力的に難しい」などの理由で依頼する人が増加しています。
参考:遺品整理のサービスをめぐる現状に関する調査結果報告書|総務省行政評価局
遺品整理サービスの作業内容
一般的な遺品整理サービスの作業内容は以下のとおりです。ハウスクリーニングや家屋解体などオプションを追加することもできます。
- 必要品と不用品の仕分け
- 産業廃棄物、危険物、医療機器、一般ゴミを除く全不用品の回収・買取
- 養生
- 作業場所の簡易清掃
- 遺品梱包の段ボールの用意
- 2tトラック(5.0㎥)以上での積み込み
遺品整理サービスのよくある質問
- Q予約から作業当日までの流れを教えてください
- A遺品整理は、以下の流れで予約〜作業を行ないます。
①無料見積を依頼する
②見積日の決定
③訪問見積の実施
④見積金額の提示
⑤作業日の決定
⑥当日の作業、お支払い - Q作業当日の立ち会いは必須ですか?
- A作業当日の立ち会いについては、事業者によって対応が異なります。
事業者の中には作業当日の立ち会いが不要なところもありますが、荷物を回収するか残しておくかの判断が難しい場合に確認をしたり、作業完了後に部屋の状況確認を行うため、立ち会いをお願いしている事業者もあります。
一般的に長時間の作業となるため、作業を通しての立ち会いが必要かどうか、一時的に席を外すことは可能か等、事前に事業者に確認をしておきましょう。 - Q予約前に事業者と連絡を取る方法が知りたいです。
- A店舗のページ内にある【このサービスに質問する】ボタンからメッセージを送信すると、直接事業者へ連絡することができます。
メッセージの送信にはくらしのマーケットの会員登録が必要です。
遺品整理を予約する
プロによる遺品整理の様子を動画で見る
2)遺品整理を事業者に頼むメリット・デメリット
遺品整理を自分でやるという方も多いと思いますが、事業者に頼むとどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
遺品整理を事業者に頼むメリット
【遺品整理を事業者に頼むメリット】
- 遠方に住んでいても対応してもらえる
- 自分で遺品整理をする時間や体力や精神力がないので助かる
- 遺品整理の量が多すぎても手伝ってもらえる
- 片付けをしながら買取・回収してもらえる
- オプションでハウスクリーニングなどをやってもらえる
遺品整理を事業者に頼むデメリット
【遺品整理を事業者に頼むデメリット】
- 費用がかかる
- 安心して頼める事業者を選ぶのが大変
遺品整理を自分でやるか、事業者に頼むかの判断基準を記載している記事があります。迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
遺品整理を自分でやるには|準備するもの・作業の進め方
3)遺品整理の料金の決まり方
遺品整理は部屋が広くなるにつれて料金が高くなりますが、広さ以外の要素で料金が変わることもあります。
部屋の広さ以外で料金が上乗せされる要素について詳しく説明します。
遺品整理の料金はこれで決まる
荷物の量
同じ部屋の間取りでも、整理する荷物が多いと料金が高くなります。高くなる原因は、作業時間が長くなる・不用品を運搬する車両を増やすなどが挙げられます。
処分品の種類
処分品の種類によって、支払い費用が変わります。
基本的に遺品整理は買取も行います。貴金属や骨とう品、まだ使用できる家電など、高値で転売できる価値のあるものが多い場合は、遺品整理料金からその分を値引きし安くする事業者が多いです。
オプションサービス
遺品整理サービスを行っている事業者には、以下のようなオプションサービスを依頼できるところも多いです。
もちろん、依頼すればその分のオプション料金がかかりますが、プロの手によってテキパキと作業をしてくれるので、必要なら依頼することをおすすめします。
遺品整理のオプションサービスと費用例
- 消臭・消毒作業:10,000円〜
- 害虫駆除:10,000円〜
- ハウスクリーニング:30,000円〜
- 仏壇・遺品供養:自宅供養20,000円〜、お焚き上げ3,000円〜
- エアコンの取り外し:無料〜6,000円
- 原状回復リフォーム:要見積もり
- 車やバイクの回収や廃車手続き代行:車15,000円〜、車8,000円〜
- 相続の専門家紹介:無料
- 家屋の解体:1坪あたり20,000円〜
※くらしのマーケットに出店している事業者の料金体系を参考
※事業者によってオプションの内容や費用は異なります
建物や道路の状況
マンションやアパートの部屋の遺品整理を依頼する場合、エレベーターの有無や部屋の階数により、料金が変わることがあります。
戸建ての場合でも家の前の道路に荷物運び出し用のトラックを駐車するスペースがない場合、作業に時間がかかるため、高くなることがあります。
駐車スペースがない場合は、付近のコインパーキングの駐車料金を請求される場合があります。
必ず事前に伝え、見積もりの際に確認しましょう。
4)遺品整理の費用を安くするコツ
高額なイメージのある遺品整理サービスを事業者に依頼するなら、工夫次第で費用を安く抑えることも可能です。
遺品整理の料金を安くするコツを説明します。
遺品整理の費用を安くするには?
①事前に整理できるものは整理する
整理するものの量が多ければ多いほど料金が高くなるので、事業者に依頼する前に自分で整理できるものは整理しておきましょう。
「どこから手を付けていいかわからない」という方は、自分でやる遺品整理の方法を記載している記事をご参照ください。ただし、故人とのお別れで精神的にも体力的にも辛い作業です。無理をせずできる範囲で行いましょう。
自分で遺品整理をする方法
②売却できそうなものは買取に出す
貴金属や高級家具、着物、コレクターズアイテムなど価値のある物がある場合は、遺品整理事業者が買取分の費用を作業料金から割り引いてくれることもあります。
しかし、専門買取店やフリマアプリ、リサイクルショップに出せば、より高値で買取されるケースも多く、さらに費用の節約につながることもあります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
専門の買取店 | ・専門分野だから適正な買取価格の提示 ・出張買取サービスがある | ・売りたい物が多い場合は各店舗への問い合わせが手間 |
フリマアプリ | ・自分で価格設定できる ・売りに出すまで簡単 | ・送料や手数料がかかる ・いつ売れるかわからない |
リサイクルショップ | ・出張買取サービスがある ・売りたいものが多い場合はまとめて買取してくれる | ・買取されない可能性がある ・買取価格が安い場合がある |
4)失敗しない遺品整理事業者選び
思い出のつまった故人の残したものの整理を依頼するので、できるだけ遺族に寄り添ったサービスを受けたいなど、料金だけでは事業者を決めにくいですよね。
さらに、近年は遺品整理サービスでの契約トラブルが発生しており、政府から注意喚起されています。
安心できる事業者に遺品整理を依頼したいもの。失敗しない遺品整理事業者選びを紹介します。
遺品整理サービスの契約トラブル例
事例1:見積もりの際にせかされて契約したが、作業が始まらないので解約したい
原因:契約内容について十分な検討をしないまま契約してしまった
解決法:複数社から見積もりを取るなど、事業者の選定は慎重に行うこと
事例2:解約を申し出たら高額なキャンセル料を請求された
原因:契約内容によって高額なキャンセル料を請求されることがある
解決法:料金やキャンセル料、具体的な作業内容について事前に確認する
事例3:作業時に予定外の料金を請求され、最終的に見積金額の2倍の費用を請求された
原因:作業当日、追加料金を請求されることがある
解決法:作業内容や費用を明確に出してもらうなど、見積書の内容を十分に確認する
事例4:処分しないようにと頼んだ物を勝手に処分された
原因:残しておくはずの大切な遺品を誤って処分される
解決法:残しておく遺品と処分する遺品を明確に分けておく
参考:こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル|独立行政法人国民生活センター
優良な遺品整理事業者の選び方
優良な遺品整理事業者の見極め方法は、3社以上の実績・料金・口コミを比較すること。
3社以上を比較すると、おおよそのサービス内容や料金の相場や、口コミで予約から当日までの様子を確認できます。
また、遺品整理士が在籍している・古物商許可証があるなど、許可証や資格をチェックしておくと安心です。
安さをうたう事業者は魅力的ですが、価格だけで選ぶのはトラブルになるリスクもあります。
見積もりをとり、じっくり時間をかけて選びましょう。
特に見落としがちな見積もりの明細内容、作業の立会いの要・不要、追加料金の発生、キャンセル料の有無や金額はチェックし、わからない場合は直接担当者に確認しましょう。
遺品整理士について詳しく紹介した記事もあります。気になる方はあわせてご覧ください。
遺品整理士とは?仕事内容や遺品整理を依頼するメリット
遺品整理事業者はくらしのマーケットで選べる
さまざまな「家の困った」を解決するくらしのマーケットは、遺品整理サービスの事業者のサービス内容、料金、ユーザーのリアルな口コミが比較でき、不安な点は予約前にメッセージで質問もできます。
さらに最大1億円の損害賠償補償の制度もあるので、万が一のときも安心です。
その他、遺品整理事業者の選び方を紹介している記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
遺品整理はどこに頼む?失敗しない事業者選び4つのコツ
くらしのマーケットで遺品整理サービスを利用した方の口コミ
くらしのマーケットで遺品整理サービスを利用した方の口コミを一部紹介します。
口コミ
★★★★★ 5.0
暑い中ありがとうございました。
父が亡くなり賃貸の部屋を生活していたままの状態から2時間ちょっとで空っぽにしていただきました。
細かい所まで丁寧に対応していただき本当に感謝です。
作業していただいた方々も明るく力持ちで流石でした。
他にもお願いしたい物件があるのでリピート確定です。
利用時期:2023年8月
口コミ
★★★★★ 5.0
母が他界し遺品整理に困っており今回依頼させて頂きました。見積もりもスピーディにやってもらい本日無事遺品整理して頂きました。細かく 要る要らないの確認をして頂き安心して終える事ができました。ありがとうございました!
利用時期:2023年8月
ライター:松本 さな
家事はなるべく楽したい一児のママ。時短と節約が好きです。子育てと仕事を両立するため、くらしのマーケットを活用しています。
くらしのマーケットは、暮らしに関わるサービスを安心して取引できるマーケットプレイスです。事業者の口コミや料金を比較し、オンラインで簡単に予約ができます。
頼みたいカテゴリがある
ハウスクリーニング・不用品回収・引越し・出張カメラマン・庭木剪定・アンテナ工事・家具の組み立てなど、幅広いカテゴリがあります。あなたの「これプロに頼みたい」がきっと見つかるはず。
比較が簡単だから選びやすい
各事業者は一覧で同じ作業内容の料金を表示しているため、料金比較が簡単です。
さらに実際に利用した方の口コミを見てプロに依頼することができます。口コミ評価や量はもちろん、口コミの内容をチェックすると、予約から当日までのやりとりや対応もイメージしやすくなります。
万が一の保証もしっかり
自宅で作業を行う出張・訪問サービスは不安に思う方もいるかもしれません。
くらしのマーケットは、厳正な出店審査や最高1億円の損害賠償補償制度など、安心してご利用いただくための仕組みがあります。万が一のときにしっかり対応します。
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