遺品整理を自分でやるには|準備するもの・作業の進め方

2024.1.22 更新

遺品整理自分でできる? 今すぐ遺品整理の専門事業者を探す

目次

  1. 1)遺品整理を自分でやるメリット・デメリット
  2. 2)遺品整理はいつから始めればいい?
  3. 3)自分で遺品整理をする方法
  4.  準備するもの
  5.  遺品整理の進め方①:遺品を仕分けする
  6.  遺品整理の進め方②:仕分けした遺品を整理・処分する
  7. 4)遺品整理を事業者に依頼する
  8.  失敗しない遺品整理事業者の選び方
  9.  遺品整理サービスの流れ
  10.  遺品整理の料金相場

1)遺品整理を自分でやるメリット・デメリット

遺品整理は、遺族同士で協力してしっかり準備すれば、自分で行うことも可能です。
しかしあまりにも遺品の量が多い場合や、遺品整理をする住居が遠方である場合は、なかなか進められず「気がついたら放置している」というケースも少なくありません。

遺品整理を終えるのが困難に思えた場合は、お金がかかりますが専門事業者への依頼をおすすめします。

遺品整理メリットデメリット
自分でやる・故人を偲びながら片付けられる
・最低限の費用で済む
・心の整理ができないと辛い作業
・手間と時間がかかる
事業者に依頼・遠方でも片付けできる
・仕分けも処分も任せられる
・費用がかかる
・清掃も依頼できる
遺品整理とは?
「遺品整理」とは、故人が残したものを整理することを指します。
通常は遺族が行いますが、「故人と遺族が離れて暮らしている」「体力的に難しい」など、地域の過疎化や高齢化の影響で、遺品整理の代行サービスを利用する人が増えています。

参考:遺品整理のサービスをめぐる現状に関する調査結果報告書|総務省行政評価局


遺品整理を自分でやるか事業者に頼むかの基準

遺品整理をするとなると、まずは自分でやろうと思う方が多いと思います。
以下は、自分でやるか事業者に頼むか迷っている方のための判断基準の目安です。

自分で遺産整理をやるおすすめのケース

  • 故人と同居で遺品整理に時間をかけられる
  • 何人かと協力して遺品整理ができる
  • 遺品が少ない(2tトラック1台分くらいで収まりそう)

事業者に頼んだほうがいいケース

  • 遺品整理をする住居地が遠方
  • 遺品整理の範囲が3ルーム以上ある
  • 遺品整理の量が多い
  • 物理的に遺品整理ができる人がいない

遺品整理を事業者に頼む

2)遺品整理はいつから始めればいい?

遺品整理を始める適切な時期は人それぞれです。
悲しみが癒えるのにしばらくかかりそうな場合は、数年経ってからでいいですし、諸事情により早急に片づけなければならない場合は、法要後すぐに行ってもいいです。

四十九日を終えてから「そろそろ遺品整理をしなければ…」と考える人が多いようですが、遺族の方のタイミングで遺品整理を始めましょう。

「葬儀後間もないうちに遺品整理をしてしまうと故人に申し訳ない…」と感じる人もいるようですが、遺族が納得のいくタイミングで遺品整理を行い、故人への気持ちの区切りをつけることが大切です。

ただし、他の遺族の了承を得ずに遺品整理を勝手に行うと、トラブルの元になります。
「故人が賃貸に1人で住んでいたから早めに片付けなければいけない」という場合もあります。

遺品整理

賃貸住宅に一人暮らし:遺品整理に期限あり

故人が賃貸住宅に一人暮らしをしていた場合、契約内容によって契約の継続有無が異なります。

店舗利用などに多い「使用貸借契約」に基づく場合、原則使用貸借契約は終了します。

「賃貸借契約」の場合は、建物を借りる権利=借家権は相続人に引き継がれ、契約を継続する場合は賃料を大家さんに支払う必要があります。
契約を終了する場合は、物件を明け渡さなければならないため、遺品整理は契約終了期日までに終える必要があります。
契約期間は大家さんと相談して決めますが、多くは亡くなったあとの月末か翌月末までを契約期間とし、それまでに遺品整理を完了させます。

「死後四十九日の間は、故人の魂がこの世をさまよっている」といわれているため、四十九日の法要が済むまで賃貸契約を結んでおき、そのあとに遺品整理を行うという方も多いようです。

参考:借主の死亡とその後の賃貸借関係|公益社団法人 全日本不動産協会

持ち家に居住:遺品整理に期限なし

故人が持ち家に住んでいたなど、すぐに住居を片付ける必要がない場合は遺品整理を急ぐ必要はありません。
もちろん、早く片付けても問題ありませんが、同居していなかった場合は他の遺族に相談せずに勝手に片付けるとトラブルの元になります。連絡をとって進めましょう。

多くの人が遺品整理を行うタイミングは以下の通りです。

区切りのよい法要のとき

遺族が遠方でなかなか集まるのが難しい場合は、四十九日や百日法要、一周忌などで一同が集まった際に、遺品整理を始めるのがよいでしょう。

その日のうちにすべてを終わらせるのは難しいかもしれません。遺品の分配や財産分与の詳細だけ取り決め、あとは故人の家の近くに住んでいる人が遺品整理を進めていくという形をとるとスムーズです。

死亡後の手続きが完了したとき

故人の遺産相続手続きはもちろんのこと、保険・年金・所得税など、さまざまな手続きを行う必要があります。
手続きによっては死去後何日か経過をしないと行えないものもありますので、すべての手続きを終えてひと段落してから、遺品整理を始める方もいます。

故人を亡くした傷が癒えたとき

不慮の事故や急病など、突然のお別れになってしまった場合は、特に遺族の傷が癒えるのに時間がかかるため、上記で挙げた期間にとらわれる必要はありません。

悲しみの中無理をして遺品整理を行うことは、故人にも遺族にも決して良いことではないので、ある程度気持ちが落ち着いてから始めるようにしてください。亡くなってから数年後にやっと手を付け始めた、という人も少なくありません。

【亡くなった後に必要な手続き一覧】
手続き先届け期限
市区役所死亡届死亡後7日以内世帯主が亡くなった後、世帯員が2名以上のときは新たに世帯主となる方を届出る
火葬許可申請書死亡届と同時火葬のための許可をとる必要がある
住民票:世帯主変更届死亡後14日以内世帯主が亡くなった後、世帯員が2名以上のときは新たに世帯主となる方を届出る
戸籍:復氏届なし配偶者が亡くなった後、旧姓に戻すときに申請。
戸籍:姻族関係終了届なし配偶者が亡くなった後、配偶者の遺族と姻族関係の終了したい時に申請
マイナンバーカード期限なし返却
国民健康保険(後期高齢者医療保険証):資格喪失届死亡後14日以内返却
国民健康保険(後期高齢者医療保険証):葬祭費2年以内葬儀の領収書を提出すると、一部費用が喪主に支払われる。
印鑑登録カード、障害者手帳速やかに返却印鑑登録は死亡と同時に抹消
健康保険:高額療養費2年以内高額な医療費を支払った場合は一部払い戻し
(※70歳以上の高額療養費の上限額は段階的に見直しを行っている)
介護保険:資格喪失届14日以内介護保険証を 返却し、介護保険料の精算など
年金年金受給権者死亡届(国民年金)14日以内死亡届の提出で自動的に停止
年金受給権者死亡届(厚生年金)10日以内死亡届の提出で自動的に停止
未支給年金の請求5年以内本来支給されるはずの年金が受給できなかったとき、生計同一であった遺族が受給できる場合がある
遺族年金(国民年金)5年以内亡くなられた方に生計同一であった18歳未満の子がいるときに支給の場合がある
遺族年金(厚生年金)5年以内亡くなられた方に生計同一であった妻または55才以上の夫、18才未満の子、高齢の親がいるときに支給の場合がある
死亡一時金(国民年金)2年以内年金受給前に亡くなられたときに生計同一であった遺族へ支給の場合がある
寡婦年金(国民年金)5年以内夫を亡くした60~64歳の妻に支給の場合がある
公共料金など電気居住しない場合は速やかに電話または公式サイトで手続き
ガス居住しない場合は速やかに電話または公式サイトで手続き
水道居住しない場合は速やかに市区町村の水道局へ
NHK居住しない場合は速やかに電話または公式サイトで手続き
固定電話不要な場合は速やかに電話または公式サイトで手続き
携帯電話不要な場合は速やかにショップ店頭で手続き
インターネット不要な場合は速やかに電話または公式サイトで手続き
クレジットカード速やかに解約電話または公式サイトで手続き
銀行普通預金、定期預金、外貨預金、出資金なし金融機関へ死亡連絡し口座凍結
保険会社生命保険書類がそろい次第保険会社に連絡(必要書類:故人の死亡診断書、除籍謄本、相続人の戸籍謄本、印鑑証明書)

参考:埋火葬許可の手続方法について知りたい。|川崎市死亡届|法務省高額療養費制度を利用される皆さまへ|厚生労働省口座名義人が死亡した際の銀行口座の手続きについて|三菱UFJ銀行


3)自分で遺品整理をする方法

事業者に依頼せず、自分で遺品整理をする場合、何から手を付けて良いのかわからない方も多いと思います。
まずは必要なものを準備しましょう。
そして遺品を仕分けしたあとに、処分や相続するものなどを仕分けて整理します。

自分で遺品整理するときの順序

遺品整理で準備するもの

遺品整理を行う際に準備するものは、ほとんど仕分けに必要なものです。
廃棄するのは申し訳ないと思う場合は、「一旦残す」と判断します。

【作業しやすい服装】
遺品整理中は、ホコリを吸い込んだり、思わぬものを踏み怪我をする危険があります。必ず遺品整理に適した服装で行うようにしてください。

  • 作業着、汚れてもいい服など
  • 軍手
  • マスク
  • スリッパ

【遺品を整理するための資材・道具】

  • ゴミ袋
  • 段ボール
  • ガムテープ
  • カッターやはさみ
  • ロープ
  • マジックペン
  • ペンチ、ドライバーなどの工具(家具などを処分する際に必要)
  • 台車
  • 軽トラやワゴン車などの運搬用の車

遺品整理の進め方

所要時間約3〜10時間
  1. 遺品を3つの種類に仕分ける 仕分ける

    キッチン、リビングなどエリアを区切り、遺品を大きく「貴重品や思い出の品などの形見」「リユース・リサイクル可能なもの」「廃棄するもの」の3つの種類に仕分けします。

  2. 仕分けした遺品を整理・処分する 買取候補の品

    遺品を仕分けしたら、形見品以外は処分します。リサイクルショップに買取してもらったり、不用品回収に依頼したり、自治体のルールに従って廃棄したりと処分する方法はさまざまあります。

遺品整理の進め方①:遺品を仕分けする

「遺品と」といっても、いろいろな種類のものがありますし、たくさんありすぎて一体どこから手を付けたらいいのかわからないですよね。
スムーズに進めるコツは、遺品を大きく3つの種類(カテゴリ)に仕分けることです。カテゴリを3つにすると、一つ一つの品物の仕分けに悩む時間を短縮できます。

1.貴重品や思い出の品などの形見品

貴重品には以下のようなものが該当します。

  • 通帳
  • クレジットカード
  • 土地の権利書など不動産関係の書類
  • パスポート
  • 年金手帳
  • 健康保険証
  • 有価証券
  • 貴金属(宝石や骨とう品、美術品)など価値の高いもの
貴重品

これらを整理するには法的な手続きが必要となりますので、見つけ次第段ボールに入れて保管し、他の物の整理が終わり次第遺族間で話し合って整理します。

次に思い出の品の仕分けですが、整理する際にもっとも念頭に置いてほしいことがあります。それは「迷ったら処分する」ということです。

故人のものをどんどん捨てていくのは勇気のいることかもしれませんが、あれもこれもと取っておくと遺品整理になりません。思い出の品は、特に故人が愛用していたものや故人を思い出せる写真など、必要な遺族に分配できる分を残せば十分です。


2.リユース・リサイクル可能なもの

リユース・リサイクル可能なものは主に以下のものが該当します。(地域によって異なります)

  • 冷蔵庫・テレビ・洗濯機・パソコン・など稼働可能な家電
  • ベッドやタンスなどの家具
  • 鍋や釜などの金属類(銅、アルミ、ステンレスなど)
  • 衣類
  • 古紙、古布、プラスチック類

リサイクルショップで買取が可能なのは、製造から5年以内の家電、一部の高級家具、着物やブランドの衣類です。銅やアルミなどの金属・非鉄金属、古紙、古布、プラスチック類はそれぞれ専門の事業者に依頼すれば買取・引き取りを行ってくれます


3.廃棄するもの

貴重品と形見品、リユース・リサイクル可能なもの以外は、すべて廃棄するものです。廃棄するものは自治体のゴミ分別の合わせて仕分けしましょう。

自治体によって分類は異なりますが、一般的なゴミ分別は以下の通りです。

一般的なゴミ分別

  • 燃えるゴミ(紙、革製品、ビニール、小物家具、その他雑品など)
  • 燃えないゴミ(せともの、金属類、電球、スプレー缶など)
  • 粗大ゴミ(大型家具、リサイクルの義務付けられていない家電、布団など)
  • ゴミとして出せない不用品(リサイクル家電、消化器、金庫など)

分別は、必ず自治体のサイトや案内などで細かい分類を確認してから行ってください。なお、壊れて使えない家電製品を処分する場合は、家電リサイクル法に基づき家電製品の種類により処分方法が異なりますので注意しましょう。
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷蔵庫、洗濯機・衣類乾燥機はリサイクル家電です。これらは自治体で処分することは出来ず「リサイクル料金」がかかります。

その他の小型家電を含むリサイクル家電の処分方法は、電化製品の処分方法を詳しく紹介している記事をご覧ください。家電リサイクル法についても詳しく記載しています。

遺品整理の進め方②:仕分けした遺品を整理・処分する

遺品を仕分けしたら、形見品以外は何らかの方法で処分します。

1.リサイクルショップなどに買い取ってもらう

製造から5年以内の家電や衣類やバッグなどは、リサイクルショップで買い取ってもらえるものもあります。状態の良いものや希少性が高いものは、高値で査定される場合もあるのでぜひ利用しましょう。リサイクル品が多い場合は出張買取を利用するのもおすすめです。

また、金属・非鉄金属やプラスチック、古紙・古布などは専門の事業者に依頼すれば引き取ってもらえます。ただし、金属は量によっては買い取ってくれます(※貴金属は財産分与するため処分しません)が、プラスチックや古紙、古布は値段がつくケースは少ないです。それでも無料で引き取ってくれるため、処分費がかからないのでおすすめです。

なお、リサイクルショップでは値段がつかなかったものでも、近年利用者が増えているフリマアプリに出品すれば、買い取り手がつく場合があります。状態がよく十分使用可能なものは出品してみるのもおすすめです。


2.廃棄するものは自治体のルールに沿って処分する

不用品に分別したものは、ゴミ集積所の指定の日に出したり、粗大ゴミの回収を依頼して処分します。量が多い場合やゴミの収集日を待たずに処分したい場合は、自分でゴミ処分場に持ち込むのもおすすめです。

多くの自治体では、持ち込み処分を受け入れているので、軽トラックやワゴン車にゴミを積んで運びこめば、その場で引き取ってくれます。自治体によっては受け入れを許可していない場合もあるので、持ち込み前に必ず確認してください。

参考:ごみの持込み|大阪市

大型家具の処分方法を紹介している記事もありますので、処分方法に困っている場合は、ぜひ参考にしてみてください。

一番お得なのは?家具を処分する6つの方法

3.ゴミとして捨てられないものは個別に対応する

前項であげたリサイクル家電(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機など)や耐火金庫、消化器などは自治体のゴミ収集では取り扱っていないことが多いです。リサイクル家電の場合はメーカーや購入店へ、金庫や消火器は専門の事業者に引き取ってもらうのが一般的です。
消火器の処分方法を詳しく記載した記事もありますのでぜひ参考にしてください。


4.不用品回収事業者に回収してもらう

処分方法で一番おすすめなのが、不用品回収事業者にまとめて引き取ってもらう方法です。大量の遺品の分別は体力を使い、処分方法もそれぞれ面倒な手続きが必要な場合もあり、相当時間のかかる作業です。

しかし、事業者が行っている遺品整理のサービスなら、細かく分類したり不用品の種類ごとに専門事業者を依頼したりする必要もありません

不用品回収事業者を探す

参考:はじめての遺品整理>見積もり公式ガイド|一般社団法人 遺品整理士認定協会

4)遺品整理を事業者に依頼する

「住まいが遠方で自分で片付けるのが難しい」「気持ちの整理がつかないけれど早く整理しなければならない」という時は、遺品整理を事業者に依頼するのが良いでしょう。

遺品整理を専門の事業者に依頼すると決めた場合、事業者の選び方や、どのような流れで遺品整理サービスを行うのか、また遺品整理にかかる費用も確認しましょう。

参考:一般社団法人遺品整理士認定協会



失敗しない事業者の選び方

遺品整理業を展開する事業者は、高齢化や核家族化の影響で年々増加してきています。しかし近年は遺品整理サービスでの契約トラブルが発生しており、消費者センターから注意喚起されています。
失敗しない遺品整理事業者選びをするために、確認することは以下の2つです。

失敗しない事業者選びの確認事項

  • 遺品整理士認定協会の認定資格を持っているか
  • 利用者の口コミ評価数が多いか

参考:こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル|独立行政法人国民生活センター

遺品整理士認定協会の認定資格を持っているか

遺品整理士は、特に資格は必要ありません。誰でも看板を掲げればすぐに遺品整理業を始めることができます。
そのため、近年の高まる需要から、安易に遺品整理業を開業する知識に乏しい事業者や、法外な料金を請求する事業者も増えてきているという実情があります。


そこで立ち上げられたのが、遺品整理士認定協会という民間の団体です。
遺品整理士認定協会は、遺品整理業界の健全育成をはかるため、遺品整理士養成講座を運営するとともに、認定試験を実施することを目的として設立されています。

遺品整理士認定協会の認定資格を取得している事業者は、講座を受け資格試験に合格しており、「一定の水準以上のノウハウとモラルを持っている」ということになります。資格を持っているだけでは安心できませんが、判断材料のひとつになります。

遺品整理士の資格について詳しく紹介している記事をご一読いただき、遺品整理の依頼先の判断をしましょう。

利用者の口コミ評価数が多いか

資格を持っていなくても優良な事業者も多くいます。
特に、普段はハウスクリーニング業や不用品回収をメインに行っている事業者は、掃除や片付けの技術に長けています。

遺品撤去後に本格的なクリーニングが必要な場合や、不用品が多くなる場合は、こういった事業者に依頼した方がスムーズに片付けが終わることもあります。

そんな資格を持っていない優良事業者の選び方のポイントは、実際にそのサービスを利用した人の口コミを確認することです。
良い口コミがあるかどうかだけでなく、口コミの量、内容にも注目しましょう。

遺品整理利用者の口コミを見て事業者を選ぶ

上記の他にも遺品整理を依頼する事業者の選び方のポイントがあります。遺品整理の依頼先はこちらの記事に記載されていますので、ぜひご覧ください。

遺品整理サービスの流れ

事業者に遺品整理を依頼した場合、作業前に部屋の広さや間取り、作業時間や捜索品の有無などのヒアリングがあります。
そのあと、自宅に事業者が訪問して実際に遺品整理が行われます。

そして遺品の仕分け後は、多くの事業者が簡易清掃と不用品の運び出しまで行ってくれます。

遺品整理サービスの流れ

本格的なハウスクリーニングまで必要な場合は、オプションメニューとしてサービスを展開している事業者も多いので、依頼時に確認してみましょう。

部屋平均作業時間
ワンルーム約2~3時間
2LDK以上6~8時間

遺品整理サービスの所要時間は、ワンルームの場合で約2~3時間、2LDK以上になると6~8時間程度かかります。
しかし、建物が一戸建てか集合住宅か、遺品に含まれる物の種類や遺品の量などによっても作業時間は変動するので注意が必要です。

参考:遺品整理という仕事が注目【遺品整理士認定協会】|一般社団法人 遺品整理士認定協会

遺品整理事業者を探す

遺品整理サービスの料金相場

遺品整理の料金の目安は、部屋の広さに比例して料金も高くなると考えるとわかりやすいです。

遺品整理の料金相場は以下の通りです。

配線の距離相場料金
1R、1K5万~8万円
1DK、2K9万~12万円
1LDK、2DK、3K13万〜16万円
2LDK、3DK、4K17万〜20万円
3LDK、4DK21万〜24万円
4LDK〜25万円〜

※2023年3月時点のくらしのマーケットの情報です

遺品の量が多い、部屋がゴミ屋敷状態だと、上記以上の料金がかかることがあるので注意が必要です。

遺品整理の料金をもっと見る

また、遺品整理後の本格的なハウスクリーニングや、ピアノなど運搬に作業のかかるものの処分、エアコンの取り外しなどの作業を依頼すると、オプションとして追加で料金が発生します。

お住まいの地域の遺品整理サービス料金をチェック

地域都道府県
北海道 北海道
東北 青森県 岩手県 宮城県 秋田県
山形県 福島県
関東 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県
千葉県 東京都 神奈川県
中部 新潟県 富山県 石川県 福井県
山梨県 長野県 岐阜県 静岡県
愛知県
近畿 三重県 滋賀県 京都府 大阪府
兵庫県 奈良県 和歌山県
中国 鳥取県 島根県 岡山県 広島県
山口県
四国 徳島県 香川県 愛媛県 高知県
九州・沖縄 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県
大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県

5)くらしのマーケットは遺品整理を料金と口コミを比較して選べる

くらしのマーケットには、優良遺品な遺品整理事業者が多数出店しています。

くらしのマーケットの最大の特徴は、料金やサービス内容、口コミなど、事業者選びに必要な情報がすべてネットで確認できることです。

くらしのマーケットの遺品整理ページ

各事業者のサービスページ閲覧には会員登録も不要なので、作業スタッフの写真や利用者の口コミもしっかり事前確認が可能です。

「予約前に聞きたいことがある」という場合も安心。ページ上のメッセージ機能で店舗スタッフに直接質問することができます。

くらしのマーケットで遺品整理の見積もりをとる

「もっと詳しく遺品整理の費用について知りたい」という方は、遺品整理の費用相場をまとめた記事をご参照ください。費用を安くする方法も紹介しています。

遺品整理サービスのよくある質問
Q予約から作業当日までの流れを教えてください
A遺品整理は、以下の流れで予約〜作業を行ないます。
①無料見積を依頼する
②見積日の決定
③訪問見積の実施
④見積金額の提示
⑤作業日の決定
⑥当日の作業、お支払い

Q作業当日の立ち会いは必須ですか?
A作業当日の立ち会いについては、事業者によって対応が異なります。
事業者の中には作業当日の立ち会いが不要なところもありますが、荷物を回収するか残しておくかの判断が難しい場合に確認をしたり、作業完了後に部屋の状況確認を行うため、立ち会いをお願いしている事業者もあります。
一般的に長時間の作業となるため、作業を通しての立ち会いが必要かどうか、一時的に席を外すことは可能か等、事前に事業者に確認をしておきましょう。

Q予約前に事業者と連絡を取る方法が知りたいです。
A店舗のページ内にある【このサービスに質問する】ボタンからメッセージを送信すると、直接事業者へ連絡することができます。
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くらしのマーケットで遺品整理サービスを利用した方の口コミ

くらしのマーケットで遺品整理サービスを利用した方の口コミを一部紹介します。

口コミ

★★★★★ 5.0
両親が他界した後の実家の整理をお願いしました。見積もりの時からこちらの質問に丁寧にお答えいただいたので、安心して依頼することが出来ました!当日も作業員の方が丁寧かつスピーディーに荷物を運び出していただきました。自分では大きな家具等の処分は難しいので、依頼して本当に良かったと思いました! ありがとうございました!

利用時期:2023年2月

出典:口コミ|くらしのマーケット

口コミ

★★★★★ 5.0
祖母が亡くなり、賃貸物件(UR/2DK)の退去に伴う清掃が必要になりました。 葬儀会社から紹介された遺品整理会社の見積金額が想定より高く、納得できなかったため、くらしのマーケット経由でハルトさんへ依頼しました。 結果、ハルトさんへ依頼して本当に良かったです。遺品整理と不用品回収の違いから丁寧に教えていただき、とても納得感がありました。また、あらかじめご提示いただいた金額の範囲で簡易な清掃まで実施いただき、遺族としてはとても助かりました。 加えて、大島さんをはじめ、スタッフの皆さまは大変親切で、こちらの身勝手な変更にも最後まで寄り添って柔軟にご対応いただき、感謝感謝です。

利用時期:2022年11月

出典:口コミ|くらしのマーケット

畑野 佳奈子

ライター:畑野 佳奈子
掃除が苦手でしたが…くらしのマーケットで紹介しているお手軽な掃除方法をフル活用しています。食品衛生責任者、整理収納アドバイザー準1級取得。


くらしのマーケットは、生活に関するさまざまなサービスを安心して取引できるマーケットプレイスです。事業者の口コミや料金を比較し、オンラインで簡単に予約ができます。

300種類のサービスが頼める

ハウスクリーニング・不用品回収・引越し・出張カメラマン・庭木剪定など、300種類以上のサービスが頼めます。また各事業者は同じ作業内容の料金を表示しているため、料金比較が簡単です。

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200万人に選ばれたプロたちがいる

実際に利用した方の口コミを比較してプロに依頼することができます。口コミの内容をチェックすると、予約から当日までのやりとりや対応もイメージしやすくなります。

「万が一」の対応もしっかり

自宅で作業を行う出張・訪問サービスは、ぼったくりにあうかも…と不安に思う方もいるかもしれません。
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