引越しする時の車の手続き｜車検証や車庫証明の変更方法も

目次

1. 1）引越しする時の車に関する手続き
2. 　①運転免許証
3. 　②車庫証明（自動車保管場所証明書）
4. 　③車検証
5. 　　次回の車検までナンバープレートはそのままでOKに
6. 　④自動車保険
7. 　⑤旧居の駐車場解約
8. 2）引越しで自動車を新居に運ぶ方法
9. 　①自分で運転
10. 　②自動車輸送の専門業者に依頼
11. 　③引越し業者に依頼
12. 3）車の引越し手続きは代理人が対応可能
13. 4）引越しで自動二輪車（バイク）を新居に運ぶには？

1）引越しする時の車に関する手続き

自動車を持っている方が引越しする際は、車に関する住所変更などの手続きが必要です。
住所変更から15日以内に手続きしなければならないなど、期限が決まっているものもありますので、住民票を移したら忘れないようにまとめて対応しましょう。

住民票の移し方は転居届・転出届・転入届に必要なものと書き方を説明している記事を参考に届け出ましょう。届け出が出来る期間や必要なものも記載しています。

転居届・転出届・転入届に必要なものと書き方｜住民票移動は2週間以内に

転居届・転出届・転入届に必要なものは、提出者の本人確認書類・印鑑・引越し先の住所です。引越しの時に役所に提出するのに必要な書類や書類の書き方、郵送手続き、代理人手続きの方法など詳細を説明します。

なお、ほぼすべての都道府県で自動車保有関係手続のワンストップサービスの利用が可能です。オンラインで車に関する申請がまとめてできるので、利用してみてはいかがでしょうか。
ただし、現在使用できるOSはWindowsのみです。
2022年7月時点の情報です

参考：自動車保有関係手続のワンストップサービス

①運転免許証の住所変更

運転免許証には住所が記載されていますが、引越しした時は住所の書き換えが必要です。
書き換えをしないと運転免許証の更新を知らせるハガキが届かない可能性があります。

運転免許試験場、運転免許更新センター、警察署で変更を行い、その日のうちに変更手続きができます。
受付をしている曜日と時間は公式サイトに記載されています。
手数料は無料です。

運転免許証の住所変更で必要なもの

運転免許証の住所変更は、窓口に置いてある「運転免許証記載事項変更届」を提出します。

• 免許証
• 新住所が記載された住民票・保険証・マイナンバーカード・官公庁発行の郵便物・外国籍の方は在留カードの中で住所を確認する証明書類

結婚などで本籍が変わる方は、住民票（返却されない）が必要です。
旧姓を記載する場合は、旧氏欄に旧姓の記載されている住民票（返却される）またはマイナンバーカードが必要です。

運転免許証の住所変更の流れ

1. 窓口で運転免許証記載事項変更届を提出
2. 免許証の裏に新住所記載される
3. 免許証の返却

参考：住所のみ変更のある方｜記載事項変更｜千葉県警察

②車庫証明（自動車保管場所証明書）の変更手続き

車庫証明とは「自動車保管場所証明書」の略称です。自動車の使用本拠地から2㎞以内に自動車を保管する場所があることを証明するものです。
軽自動車は地域によって車庫証明が必要ない場合があります。

車庫証明は、引越しから15日以内に住所変更手続きをしなければならないと「自動車の保管場所の確保等に関する法律」で定められています。
不届けの場合10万円以下の罰金が課せられることもあります。
交付されるまで1週間程度かかるので、できるだけ早めに手続きを行いましょう。

車庫証明変更の届出は保管場所（車庫）を管轄する警察署で受け付けています。
受付をしている曜日と時間は公式サイトに記載されているので確認しましょう。

車庫証明（自動車保管場所証明書）の変更手続きで必要なもの

車庫証明の変更には計2,600円程度の手数料がかかります。
申請書には、車名や型式、車体番号や車体の大きさなどを記入する項目があります。すぐにわかるようにしておきましょう。

• 自動車保管場所届出書
• 保管場所標章交付申請書
• 保管場所の所在図・配置図
• 保管場所使用権原疎明書面（保管場所が自分の土地や建物の場合）または保管場所使用承諾証明書（保管場所が他人の土地や建物の場合、駐車場賃貸借契約書でも可能）
• 標章交付手数料（500円）
• 保管場所証明申請（2,100円）

車庫証明変更手続きの流れ

1. 警察署窓口で必要書類と手数料分の印紙を提出
2. 3日〜1週間後に車庫証明書が届く

参考：保管場所届出手続｜警視庁、自動車の保管場所の確保等に関する法律｜法令検索

③車検証の住所変更手続き

普通自動車の車検証の変更手続きは、ナンバーを管轄している陸運局で行います。
軽自動車は軽自動車検査協会で行います。
車検証も住所が変更後15日以内に行う必要があります。
車検証の住所変更を行うと、自動車税納付書の送り先が自動的に変わるため、速やかに行いましょう。

なお、車検証の変更をするには手数料が発生します。
普通自動車と軽自動車で必要なものが異なるので、確認しましょう。

普通自動車の車検証の住所変更手続きで必要なもの

• 申請書
• 車検証
• 車庫証明書（発行から1ヶ月以内）
• 引越し先の住所が確認できる書類（住民票、マイナンバーカードなど）
• 手数料納付書（変更登録手数料：350円）
• ナンバープレート交付手数料（管轄が変わる場合）：2,000円程度

軽自動車の車検証の住所変更手続きで必要なもの

• 車検証
• 住民票または印鑑登録証明書
• 自動車検査証記入申請書（軽第1号様式）
• 軽自動車税（種別割）申告書
• ナンバープレート代（管轄が変わる場合）：2,000円程度

次回の車検までナンバープレートはそのままでOKに

2022年1月にナンバープレートの変更タイミングを次回車検時まで猶予される仕組みができました。
条件は「ワンストップサービス（OSS）」で個人のマイナンバーカードを利用して申請することです。
手続気が簡単になるので、ぜひ利用しましょう。

車検証の住所変更手続きの流れ

1. 窓口で必要書類を提出
2. 車検証の交付
3. 自動車税の申告窓口で変更内容を申告
4. ナンバープレートの付け替え（管轄が変わる場合）

参考：住所変更（引越し） - 軽自動車検査協会、自動車保有関係手続のワンストップサービス｜国土交通省

④自動車保険の住所変更手続き

自動車保険の住所変更も忘れてはいけません。
加入している保険会社に連絡をして変更手続きを行います。

公式サイトや電話、書面などで変更することができます。

参考：自動車保険｜住所を変更する｜三井住友海上、保険始期日までに引越しの予定があります。申込み時には現住所と新住所のどちらを入力するのですか｜ソニー損保

⑤旧居の駐車場解約

駐車場を借りている場合は、旧居の駐車場の解約も必要です。
契約で定められている解約予告期間は、1ヶ月前までの所が多いので、引越し日が決まったら管理会社に連絡しましょう。

2）車の引越し手続きは代理人が対応可能

引越しに伴う車の手続きは、代理人に任せることもできます。
その際は、代理人の身分証や委任状が必要な場合があるので、忘れないように注意しましょう。

3）引越しで自動車を新居に運ぶ方法

引越し時に自動車を新居まで運ぶには、3つの方法があります。

①自分で運転する

引越しのトラックとは別に自分で自動車を運転して現地まで行く方法です。
近距離での引越しの場合は、この方法が一番安くて簡単です。

自分で運転するメリット

• 新居ですぐ使いたい荷物を積むことができる
• 家族がいる場合は同乗すれば交通費はガソリン代と有料道路料金だけ
• 手続きが要らない

自分で運転するデメリット

• 遠方の場合は自分で運転するのが難しい

②自動車輸送の専門業者に依頼

自分で運転できない場合は、自動車輸送の専門事業者に依頼することもできます。

依頼する際は、出発地・目的地・引渡し日・到着予定日をきちんと確認します。

また、トラブルを避けるため車内には物を乗せず、傷がある場合は事前に申請します。
自動車の写真を撮影しておくと、万が一輸送中に傷をつけられたとしても、事業者に指摘することができます。

自動車輸送の専門業者に依頼するメリット

• 自分で運転しなくてよい
• 安く自動車を運ぶことが出来る
• 大型車や特殊な車も運んでもらえる

自動車輸送の専門業者に依頼するデメリット

• 費用が発生する
• 事故が起こった時の補償などを確認する必要がある

③引越し事業者に依頼

引越し事業者によっては自動車の輸送にも対応している場合があります。
ただし中間マージンが発生するため、費用は自動車輸送の専門業者よりも高くなる傾向にあります。

また、特殊な自動車の輸送は断られる可能性もあります。

引越し事業者に依頼するメリット

• 自分で運転しなくてよい
• まとめて手続きできる

引越し事業者に依頼するデメリット

• 自動車輸送の専門業者よりも高い費用が発生する
• 特殊車両は輸送を断られる可能性がある
• 事故が起こった時の補償などを確認する必要がある

4）引越しで自動二輪車（バイク）を新居に運ぶには？

車だけでなくバイクも輸送する場合、自分で運転する・自分で輸送する・引越し事業者に依頼する・バイク輸送を専門事業者に依頼すると4つの方法があります。

詳しい内容は、引越し時のバイクの輸送方法を記載した記事がありますので、あわせてご覧ください。

引越し時のバイクの輸送方法を教えて！

引越しの際、バイクを所持している方にとって、気になるのが輸送方法。引越し事業者のサービスにはバイクの輸送は含まれていないケースがほとんどなので、別の輸送方法を検討しなければなりません。そこで、バイク輸送の方法や、バイクの輸送前の注意点についても解説します。バイクを持っている方は必見です。

なお、バイクの排気量ごとに住所変更方法を紹介した記事があります。引越しする際のバイクの住所変更方法を知りたい方はこちらもご一読ください。

引越し時のバイクの住所変更手続きのやり方は？　排気量ごとにご説明します！

引越し時にはバイクの住所変更手続きが必要になります。そこで原付、軽二輪、小型二輪など、排気量ごとに手続き場所や必要なものをくわしく紹介します。また、最近持っている人が増えている電動バイクの場合の手続きについても解説します。

5）引越し事業者を悩んでいるなら「格安引越し」という手もある

引越し事業者はさまざまな事業者から見積もりをとって最適なところを選びましょう。

少しでも引越し費用を抑えたい方は、ぜひ格安引越しも検討しましょう。
個人経営の引越し事業者は、大手では難しい細かいリクエストにも応えてもらえる場合があります。
くらしのマーケットでは、さまざまな引越し事業者が出店しています。費用や口コミ評価を一覧から確認できます。
お近くの引越し事業者から見積もりを取ることをおすすめします。

くらしのマーケットの引越し費用相場

くらしのマーケットでは、最安4,400円〜依頼することができます。（2022年7月時点）

くらしのマーケットで引越しサービスを利用した方の口コミ

くらしのマーケットで引越しサービスを利用した方の口コミを一部紹介します。

ライター：畑野 佳奈子
掃除が苦手でしたが…くらしのマーケットで紹介しているお手軽な掃除方法をフル活用しています。食品衛生責任者、整理収納アドバイザー準1級取得。

くらしのマーケットは、暮らしに関わるサービスを安心して取引できるマーケットプレイスです。事業者の口コミや料金を比較し、オンラインで簡単に予約ができます。

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