畳の値段｜新調や表替え・裏返しの料金相場と費用を抑えるコツ

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1）畳張り替えの値段│料金相場一覧

畳を張り替える場合、張替え方法によって値段が異なります。また、畳の素材によってもかかる費用が変わりますが、おおまかな相場は下記のとおりです。

畳張り替えの値段は、張替え方法と畳のグレード、広さや枚数によって変わります。

例1）6畳の部屋の畳を全て新調したいAさん：計12万円

例えば6畳の部屋の畳を全て新調したい場合、1畳あたり2万円の畳で新調を行うと、2万円×6畳＝12万円（店舗によっては家具移動や古い畳の処分代などが追加）が必要です。

例2）：8畳の部屋の表替えをしたいBさん：3万2000円

8畳の部屋の表替えをしたいけど、費用を抑えたいBさんの場合、1畳あたりリーズナブルな4000円程度の表替えを行うと、4000円×8畳＝3万2000円と、費用は安くなります（Aさんと同様、家具移動や古い畳の処分代などが必要な場合があります）。

お住まいの地域の畳の張替え料金をチェック

2）畳の構造について

畳は基本的に、イ草で織られた畳表（たたみおもて）と、その外側の畳縁（たたみべり）、中心の芯部分の畳床（たたみどこ）で構成されています。

①畳表（たたみおもて）

日光や摩擦などの原因で一番劣化が早いのが畳表です。
使っていくうちに色あせ擦り切れが発生します。

イ草で織られた畳表は空間の湿気を適度に吸収する性質があり、和室を適湿に保ってくれる効果があります。

長年使い続けた畳のイ草は、劣化によってその性質も失われるため、劣化したままの畳を使い続けてしまうと、触り心地が悪いだけではなく、汚れやホコリなどがたまり、虫が発生しやすくなってしまいます。

②畳縁（たたみべり）

畳縁は畳の側面の部分で、様々な模様、デザインがあります。
最近は安価の化学繊維を使ったものが主流ですが、質感においては綿、麻のほうがいいとされています。

畳表を畳床に固定するための畳縁（たたみべり）は、1畳3,000円ほどから交換することができます。

店舗によっては、裏返しや表替えの料金の中に畳縁を取り替える作業も含んでいることがあります。
縁をいくつかの種類から選ぶことができる場合は、自分が気に入ったものに取り替えてもらいましょう。

③畳床（たたみどこ）

畳床は、畳の中心部であり、畳の弾力を左右します。
基本は、藁（わら）床に加え、ポリスチレンフォームなどを主材料とした畳床も増えています。

参考：畳の構造｜全国畳産業振興会

3）畳の張替えは新調・表替え・裏返しの3種類

畳の張替えに、新調・裏返し・表替えと3種類あります。それぞれ役割や金額が異なります。

①新調の料金：7,500円〜2万円

新調とは、文字通り畳を新しい物に交換することです。
畳の新調の料金相場は品質にかなり左右されます。
1畳7,500円〜20,000円ほどです。

新畳は、部屋の換気などをしっかり行って大事に使えば、畳床が傷まないので30年以上使い続けることができます。

畳を長く使うためにのお掃除やお手入れの注意点、汚れにくくするコツについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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畳掃除の基本｜簡単な方法からカビ・ダニなどの対処法まで

②表替えの料金：4,000円〜13,000円

「畳の表替え」とは、既存の畳床を使って、畳表のみを新品に交換する方法です。畳の表替えの料金相場は、1畳4,000円〜13,000円ほどです。

畳を新調する費用の約70％ほどのため、費用を安く抑えたい方にもおすすめです。
ただし、芯部分の畳床は交換しないため、へこみがある場合や、長く畳を張り替えていない場合は新調をおすすめします。

③裏返しの料金：4,000円〜9,000円

裏返しとは、単に畳を裏返すのではなく、畳床から一度劣化した畳表を剥がし、裏返してきれいな部分を表にすることです。
畳の裏返しの料金相場は、1畳4,000円〜9,000円ほどです。

畳の裏返しをするだけでも、再びイ草の良い香りがするようになります。一番手間と時間と費用のかからない方法です。裏返しは1枚の畳につき一度だけしかできません。
使用年数が長い（5年以上）であれば、損傷が激しく裏返しができない場合があります。

張替えの種類について、こちらの記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

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畳のメンテナンスの仕方って？　裏返し・表替え・新調について詳しく説明！

4） 畳の張替えは自分でできる？

費用を少しでも抑えるために、畳の張替えを自分で行いたい方もいらっしゃるかと思います。結論から言うと、畳の張替えを自分でやるのはおすすめできません。

どうしても畳張替えをDIYしたいなら

どうしても自分で畳をDIYしたいという場合、置き畳はいかがでしょうか？ 置き畳の設置に特別な道具や工事は不要で、はじめてでもチャレンジしやすいです。

置き畳のデメリットは畳そのものが軽いため商品によっては、ずれる心配があること。
また畳屋の畳と比べると、ちょっと物足りないかな？と思う方もいらっしゃるかもしれません。
お部屋の用途やご自身の好みに合わせて選んでくださいね。

おすすめの置き畳

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畳の張替えはプロに依頼を

畳の張替えは素人には非常に難しいものです。
畳表替えなど畳の張替えを自分で行おうとすると、失敗したり仕上がりがきれいにならないことも起こり得ます。

きれいにかつ、確実に畳の張替えをするならば、費用や時間を考慮してプロに依頼しましょう。

5）ホームセンターの畳の値段比較一覧

近年、畳の販売だけでなく、表替えや裏返し、新調といった畳の張り替えサービスを行うホームセンターも増えています。

ホームセンターの畳張り替えサービス一覧

参考：畳（い草）｜カインズ、畳替え｜コメリ

①ホームセンターで畳を張り替えるメリット

ご自身がよくホームセンターに行く場合や自宅近くにホームセンターがある場合、気軽に相談したり、実際の畳を見ることができるのはホームセンターの強みです。
畳の種類によっては、安くで畳の張り替えがすむ場合もあります。

②ホームセンターで畳を張り替えるデメリット

①値段の安い畳の場合、耐久性や仕上がりに満足いかない場合がある

畳は産地、素材などにより値段が大きく変わります。

• 産地の違い

近年、中国産のイグサを使用した製品が増えており、価格は国産と比べ約70%程度と言われています。
中国産はイ草の刈り込み時期 が約1ヶ月早く、いぐさの表皮が剥けやすいという特徴があります。
また日本と比べ、急速に畳を乾燥させるため手触りが固いと感じることがあり、国産のほうが耐久性、仕上がりともに良いとされています。

• 素材の違い

畳はイ草をまとめながら織っているため、使用しているイ草の本数が多いほど　キメが細かく、厚みも増します。
その他使用する経糸にも違いがあります。
最近では安価の化学繊維を使ったものが主流ですが、質感においては綿、麻のほうがいいとされています。

質の良い畳は仕上がりが良く、耐久性にも優れていることから、状況によっては経済的ともいえます。
価格の安さだけで選ばずに、品質や機能性もよく考慮した上で、部屋の用途にあった畳を購入するとよいでしょう。

くらしのマーケットでは、「標準畳」「国産高級畳」のタイプがあります。
事前に画像つきメッセージでやりとりが出来るので「賃貸物件であと◯年住む予定の場合はどんな畳が良いか」「お手入れが簡単な畳にしたい」「予算の上限はこれくらい」など用途や予算に合わせて、納得の行く畳の張替えを行うことができます。

参考：坂口畳店 国産表と中国産表の違い、宮原畳店 国産と中国産の畳はどこが違うの？

②オプションを追加すると、値段が高くなる場合がある

畳は張り替え費用以外にも、追加料金が必要な作業や状況があります。

ホームセンターの大多数は上記の追加料金が必要です。場合によってはかえって費用がかさむ場合があります。
自分に必要なオプションが含まれているか、オプションが必要な場合は妥当な値段かを判断し、納得した上で選ぶことが大切です。

ちなみにくらしのマーケットでは、以下の作業が共通内容となっています。

③口コミが少なく、イメージが沸かないことがある

お店によっては、畳を張り替えた人の口コミが少ない場合があります。
実際に畳を張り替えてみてどうだったか、技術に納得がいったか、どのような人が張り替えを担当したかなど、口コミがあるとより具体的にイメージできますね。

くらしのマーケットでは、畳張替えのプロをユーザーのリアルな口コミを確認し、実際に畳を張り替えた人の感想や、作業者の人となりを確認することができます。

5）失敗しない畳張替え事業者の選び方

畳の張替えは頻繁に行うものではないため、事業者は慎重に選ぶ必要があります。畳の張替えが初めてでも安心して依頼できる事業者の選び方のポイントを紹介します。

①口コミで利用者のリアルな声をチェック

利用者のリアルな声を確認しましょう。口コミを確認することで、自分がどんなサービスを受けられるのか、そのサービスで満足できそうかをイメージしやすくなります。

また、畳の張替えがはじめてで利用イメージがわかない、どんな畳を希望しているのか分からない時にも、口コミを見ることで、考えを整理するのに役立ちます。

②料金やサービス内容が事前に説明されていると安心

お客様にわかりやすいように、料金や作業内容の説明を細かく依頼前に説明（サイトに掲載）してくれているところがおすすめです。

基本料金だけでなく、どういう場合に追加費用がいくら発生するのかや、出張費用は必要か、作業範囲の細かな説明など、事業者によっては詳細な情報を載せているところもあります。

料金の明確さやサービスの事前説明の充実度は、お客様目線で対応してくれる事業者を見つける指標になります。

畳は構造が複雑で、種類も豊富なことから、不安や疑問もたくさんあります。不安や疑問は依頼前に事業者に質問をしておきましょう。親切にわかりやすく回答してくれるかどうかも、信頼できるかを判断する材料になります。

③どんな人が作業しに来る？自己紹介やブログを確認

畳の張替えは頻繁に行うものではなく、費用も決して安くはありません。また畳は毎日使うからこそ、これまでの経歴や人柄もチェックしたい内容です。

くらしのマーケットで畳張替えの事業者を探すと、事業者の顔写真入りの自己紹介や、ブログを事前に確認できます。

7）畳の張替え費用を抑えるコツ

畳の張替えの費用は、畳の質や張替え方法、枚数で大きく変わります。できるだけ費用を抑えて依頼するには、さまざまな事業者の料金や実績、口コミを比較して、納得して選ぶことが大事です。

1分半でわかる畳張替え プロの作業内容

「くらしのマーケット」では、畳の表替えのプロをユーザーのリアルな口コミや料金や実績で比較し、オンライン予約まで完結することができます。
さらに事前に画像つきメッセージでやりとりが出来るので「どんな種類の畳がいいか」「畳の納品時間を教えてほしい」など、不安なことや確認しておきたいことも解消できます。

畳は部屋の大部分を占め、また頻繁に張り替えはしないものです。値段の安さやお手軽さで選ぶのではなく、自分の使う用途やイメージにあう、納得の行く畳の張り替えをお願いしましょう。

ライター

原田 菜々子

看護師・保健師・温泉入浴指導員。感染対策委員として３年間病院で勤務。その後保健師として食事・運動・入浴をはじめとした生活習慣改善指導を行う。専門学校、大学での講義をはじめ、学生・医療従事者・一般の方向けの教育活動にも積極的に従事。お家時間が大好き。正しく分かりやすい記事をお届けします。

くらしのマーケットは、暮らしに関わるサービスを安心して取引できるマーケットプレイスです。事業者の口コミや料金を比較し、オンラインで簡単に予約ができます。

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比較が簡単だから選びやすい

各事業者は一覧で同じ作業内容の料金を表示しているため、料金比較が簡単です。
さらに実際に利用した方の口コミを見てプロに依頼することができます。口コミ評価や量はもちろん、口コミの内容をチェックすると、予約から当日までのやりとりや対応もイメージしやすくなります。

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