パソコンの捨て方|無料処分はできる?データ消去は必要?

2024.9.24 更新

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無料で処分できる?パソコン6つの捨て方 不用品の処理に困ったらプロに依頼する

目次

  1. 1)壊れたパソコンは資源有効利用促進法に則ってリサイクル
  2. 2)パソコンの正しい捨て方|6つの方法
  3. ①購入店舗で回収し処分
  4. ②自治体の回収ボックスを利用して処分
  5. ③パソコンメーカーの回収で処分
  6. ④パソコン無料回収サービスを利用して処分
  7. ⑤パソコン買取で処分
  8.  ヤマダ電機の買取サービス
  9. ⑥不用品回収で処分
  10.  失敗しない不用品回収事業者選びのコツ
  11.  不用品回収の費用相場
  12. 3)パソコンを捨てる時はデータ消去を忘れない
  13.  データ消去専用ソフトウェアで消去する方法
  14.  ハードディスクを物理的に壊す方法
  15. 4)パソコンデータを引越しする方法
  16.  ①バックアップデータを手動で移行する
  17.  ②Windows転送ツール・Macの移行アシスタントを使う
  18.  ③データ移行用ソフトを使う
  19. 5)パソコン周辺機器など家電製品の処分方法

1)壊れたパソコンは資源有効利用促進法に則ってリサイクル

壊れて使えなくなった家庭用のパソコンは、2003年10月(※事業系パソコンは2001年4月)から資源有効利用促進法により、メーカーによる自主回収またはリサイクルが義務付けられています。

これにより、壊れたパソコンは「ゴミ」として自治体の回収では廃棄できなくなり、メーカーに回収を依頼する、もしくは事業者に引き取ってもらう必要があります。

資源有効利用促進法の対象のパソコン

  • ノートパソコン
  • デスクトップパソコン
  • デスクトップパソコンのモニター

プリンタやキーボード、マウスなどの周辺機器は、自治体の不燃ゴミや粗大ゴミで回収可能なケースが多いので、廃棄の際は自治体のサイトで確認してください。

参考:資源有効利用促進法 - 3R政策(METI/経済産業省)

2)パソコンの正しい捨て方|6つの方法

パソコンの捨て方は、大きく分けて6つあります。
パソコンが壊れている場合や、パソコンの状態が良くまだ使える場合、新たなものに買い換える場合など、状況に合った捨て方を選びましょう。

パソコンの処分方法チャート
パソコンの捨て方メリットデメリット
①購入店舗で処分・手間がかからない
・無料もしくはお得な特典がつく
・店舗や品物により処分費用がかかる
②自治体の回収ボックスを利用・無料で処分・サイズが限定されている
③メーカー回収・無料で処分・メーカーに連絡する手間がある
④無料回収サービス・無料で処分・悪質事業者に注意
⑤買取り・好きな時に処分できる
・収入になる
・売れない可能性もある
⑥不用品回収・都合の良い日時に処分できる・処分料金が高くなる可能性がある
・悪質事業者に注意

①購入店舗で回収し処分

パソコンを買い換えるために処分したい時は、家電量販店や専門店など新しくパソコンを購入する店舗で古いパソコンを回収してもらうと、手間がかからず簡単です。
ただし、家電量販店によっては無料回収を行っていないケースや、キーボードやモニターの回収は有料になるところもありますので、ご注意ください。

主な家電量販店のパソコン回収方法を比較したものです。
ほとんどが購入の有無に関わらずパソコン本体は無料で回収してくれます。

配線の距離処分費用買取サービス下取り
ヤマダ電機・無料+200ポイント付与
・本体と一緒なら周辺機器も回収

・故障OK
ケーズデンキ・本体のみ無料
・PCモニター、キーボード、プリンター:各1,100円
エディオン・パソコン本体、キーボード無料
・モニター550円
ビックカメラ・1,958円/1箱・新規購入すると100ポイントで引取り(会員のみ)
ヨドバシカメラ・本体のみ無料
・キーボード、プリンター:各1,100円

参考:不要になったパソコンを無料処分・廃棄・回収いたします!!|インパースネット無料処分・廃棄できるパソコン/できないパソコン|インパースネット家電リサイクル|株式会社ケーズデンキホールディングス小型家電リサイクル|エディオンパソコン・小型家電のリサイクル、承ります|ビックカメラパソコン引取サービス|ビックカメラ小型家電リサイクル回収承ります|ヨドバシカメラ

ネットショップで購入したパソコンの処分方法

基本的には、ネットショップで購入したパソコンも実店舗と同じ方法で処分できます。
Amazonや楽天では、「一箱◯◯円」と有料でパソコン回収を行っています。
箱に入れば周辺機器も回収してくれるので、一気に処分したい人におすすめです。
また、追加料金を支払えば「おまかせ安全消去サービス」というパソコン内の情報を消去するサービスを受けられます。証明書もあるため安心です。

パソコン回収方法データ消去サービス
Amazon1,970円/1箱3,300円/1台
楽天1,958円(+送料660円)/1箱3,300円/1台

小型家電 宅配リサイクル券

参考:楽天リサイクル|楽天【国認定】パソコン・ノートPCの無料回収|ReNet.jp

パソコンを購入店舗で回収し処分するメリット

  • 手続きがいらない
  • 安心して処分できる
  • 店舗によっては下取りがある可能性がある

パソコンを購入店舗で回収し処分するデメリット

  • 回収費用がかかる場合がある

②自治体の回収ボックスを利用して処分

自治体

ノートパソコンや携帯電話、プリンターなどの小型家電を無料回収している「回収ボックス」を設置した自治体が増えています。

中にはデータ消去まで行っているところもあります。
ただし、回収ボックスの有無、回収品目は自治体ごとに異なります。お住まいの地域の自治体公式サイトなどで確認しましょう。

また、データ消去を行っている自治体でも、回収前に盗難に遭う可能性があります。念のため、データを消去後に回収ボックスに投函するようにしましょう。


回収ボックスを設置している自治体例

自治体回収方法
横浜市小型家電回収ボックス
対象:回収ボックスの投入口(30cm×15cm)に入る、長さ30cm未満のパソコン及びディスプレイ
大阪市回収ボックス
対象:回収ボックスの投入口(30cm×15cm)に入るパソコン等の小型家電(24品目)及び付属品(ACアダプタ、ケーブル)
名古屋市小型家電回収ボックス
対象:縦15cm×横40cm×奥行25cm以下のパソコン・ディスプレイ・付属品・周辺機器
札幌市回収ボックスまたは回収拠点
対象:30cm×30cmの投入口に入るパソコン・ディスプレイ・付属品・周辺機器
(回収拠点はパソコンのみ)

参考:パソコンの出し方(家庭系パソコンの取り扱いについて)|横浜市パソコンをリサイクル回収しています|大阪市家庭用パソコンリサイクル|名古屋市パソコンリサイクル|札幌市

自治体の回収ボックスで処分するメリット

  • 回収ボックスに入れるだけなので簡単
  • 他の小型家電も一緒に処分できる

自治体の回収ボックスで処分するデメリット

  • デスクトップパソコンは回収ボックスに入らない

③パソコンメーカーの回収で処分

メーカーは「資源有効利用促進法」に基づき、パソコンの回収が義務付けられています。

PCリサイクルマーク

パソコンに上図の「PCリサイクルマーク」がある場合は、本体の標準付属品ごと無償でメーカーが回収に応じています。
PCリサイクルマークが付いていないパソコンの場合は有償です。

PCリサイクルマークがないパソコンの回収費用相場

  • ノートパソコン本体:3,000円
  • デスクトップパソコン本体:3,000円
  • モニター一体型パソコン本体:3,000円
  • ブラウン管ディスプレイ:4,000円

なお、メーカーはデータ消去サービスがないところが多いです。
しかし、リサイクルをする工程でハードディスクを粉々に破壊する場合が多いので、個人情報の流出はほぼないといって良いでしょう。
回収前にハードディスクの処分法について確認を取り、不安なら自分でデータを消去するようにしましょう。

パソコンメーカー回収までの流れ

  1. メーカーのお問合せ先または公式サイトからパソコン回収を申し込む
  2. PCリサイクルマークが無いパソコンは「回収資源化料金」を支払う
  3. メーカーから「パソコン送付キット」が届く
  4. 処分するパソコンを送付キットに梱包する
  5. 集荷・または持込で発送
  6. メーカーから受け取り・処分完了の連絡が来る

参考:家庭系PCのリサイクル(個人のお客様)|HP富士通パソコンリサイクル|富士通

パソコンメーカーの回収で処分するメリット

  • PCリサイクルマークがあるパソコンは無料で処分できる

パソコンメーカーの回収で処分するデメリット

  • 処分に時間がかかる
  • 手続きが必要

④パソコン無料回収サービスを利用して処分

「パソコン無料回収サービス」は、パソコンを郵送するだけで無料で処分してくれるサービスです。
パソコンの処分に手間をかけたくない場合に便利です。

基本的にデータ消去は持ち主が行わなければなりませんが、事業者によってはデータ消去やハードディスクの破壊を行ってくれるところもあるので、依頼前に確認しましょう。

ただし、不法投棄をしたり個人情報を抜き出したりする悪徳事業者も少なからず存在します。依頼前に利用者の口コミや評判などをしっかり調べて検討してください。

パソコン無料回収サービスで処分するメリット

  • 郵送するだけでパソコンを無料で処分できる

パソコン無料回収サービスで処分するデメリット

  • データ消去が必要
  • 手続きが必要
  • 事業者の見極めが必要

⑤パソコン買取で処分

パソコンが壊れていないなら、「製造年が3年以内」など比較的新しいものや「Macbook」などの人気の機種は、高価で買い取ってもらえる可能性があります。
特にパソコン買取専門店は専門知識が豊富なので、適正な査定額を出してくれるでしょう。

データ消去の対応は買い取り事業者により異なります。必ず事前に確認しましょう。

ヤマダ電機の買取サービス

ヤマダ電機は、パソコンを含む家電製品の買取サービスを行っています。
MacやSurfaceはもちろんのこと、特にWindows8・10搭載のノートパソコンは壊れていても1,000円で買取しています。
「処分にお金がかかるかもしれない」という場合はWEBから無料で査定してみてはいかがでしょうか。

参考:家電の買取ならヤマダデンキの買取事前査定サービス|ヤマダ電機

パソコン買取で処分するメリット

  • 高値で売れる可能性がある

パソコン買取で処分するデメリット

  • 買取できない可能性がある
  • データ消去が必要な可能性がある

⑥不用品回収で処分

不用品回収のトラック

「パソコン以外にも処分したいものがたくさんある」「とにかくすぐに処分したい」という場合は、不用品回収の事業者へ依頼し処分する方法もあります。
他の処分方法と比べて費用がかかりますが、引越しや遺品整理、大掃除などでパソコンの他にも不用品がある場合は、まとめて持って行ってくれるので一気に片付きます。

依頼の前にサービス内容や料金・回収可能日時など、事業者の公式サイトやメールなどでしっかり確認しましょう。
中には悪質な事業者もいるので、注意が必要です。

参考:廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!|環境省

安心できる不用品回収事業者を探す

この記事では違法な事業者の見分け方を紹介しています。廃品回収と不用品回収の違いを理解してトラブルに巻き込まれないよう注意してください。

不用品回収で処分するメリット

  • 不用なものを一気に処分できる
  • 自分で回収日を指定できる

不用品回収で処分するデメリット

  • コストがかかる
  • 事業者の見極めが必要
不用品をまとめて処分する

失敗しない不用品回収事業者選びのコツ

失敗しない不用品回収事業者選びのコツは、「古物商許可」もしくは「一般廃棄物処理業許可」があるかどうかがポイントです。
不用品回収業を行うためには、都道府県の公安委員会や市区町村から上記の委任状を受けている必要があります。
「無許可」の回収事業者は、違法な廃棄処分を行っている可能性がありますので、上記のいずれかの許可があるかどうかを確認しましょう。

また、3社以上のサービス内容・実績・料金・口コミを比較することです。
3社以上を比較すると、おおよそのサービスや料金の相場がわかるため、受けたいサービスの取捨選択ができるようになります。

古物商許可とは?
「古物商許可」とは、リサイクル事業者など中古品の買取・販売に必要な許可です。古物商許可を持っている不用品回収事業者は「まだ使える品を回収し他に売る」ことができます。
一般廃棄物処理業許可とは?
「一般廃棄物処理業許可」とは、生ゴミなどの燃やせるゴミを含む一般家庭から出る、もう破棄するしかないゴミの回収の許可です。 なお、産業廃棄物処理業の許可では一般家庭から出るゴミを回収することはできません。

参考:古物商許可で営業を行う不用品回収事業者必見!依頼者の質問への対応集|一般社団法人日本リサイクル業IT支援協会 リユース・リサイクル情報局

その他に不用品回収のぼったくり事例などを記載している記事がありますので、不用品回収に興味のある方はこちらもご覧ください。

不用品回収事業者を探す
不用品回収サービスのよくある質問
Qどんなものでも回収してもらえますか?
A不用品回収は【リユース可能】な物品を回収するサービスです。
劣化の激しいもの、製造年が著しく経過しているもの、壊れているものや修理できないもの、一般的なゴミは回収対象外です。
回収してほしいものがリユース可能かわからない場合は、故障の有無や製造年を確認し、予約前に事業者に確認しておきましょう。

Q軽トラックと2トントラックどちらを選べばいいですか?
A軽トラックは、1.5畳の広さに高さ1mまで荷物がつめるサイズです。法定積載可能重量(350kg)までの積み込みを保証しています。
2トントラックは3畳の広さに高さ1mまで荷物がつめるサイズで、法定積載可能重量(2,000kg)までの積み込みを保証しています。
回収希望の不用品が大型家具の場合や、数が多い場合は2トントラックを検討しましょう。
どちらのトラックを選べば良いか迷った場合は、回収してほしい荷物の量を予約前に事業者と相談しましょう。

Q予約前に事業者と連絡を取る方法が知りたいです。
A店舗のページ内にある【このサービスに質問する】ボタンからメッセージを送信すると、直接事業者へ連絡することができます。
メッセージの送信にはくらしのマーケットの会員登録が必要です。

Q予約方法が知りたいです。
Aくらしのマーケットはオンラインで予約できます。
①依頼したい店舗の詳細ページを開き「予約日時を入力する」をクリック
②必要事項を入力し「確認画面に進む」をクリック
③内容を確認し予約リクエスト(仮予約)に進む ※会員登録がお済みでない方は会員登録が必要です
④ログイン後、予約リクエストに進むをクリックし、予約リクエストが完了
⑤店舗が作業日時を確定させると予約成立です。

不用品回収を予約する

不用品回収の費用相場

くらしのマーケットの不用品回収サービスの費用相場は以下のとおりです。
不用品回収の費用は品物の量=トラックの大きさで決まります。

トラックの種類相場料金(税込)
軽トラック / 1台8,000円〜1.5万円
2tトラック / 1台2.5万円〜3.9万円

※2022年8月時点のくらしのマーケットの情報です。

・軽トラックは、およそ1.5畳の広さに高さ1mまで荷物が積めるサイズです(荷台の長さ1.9m × 幅1.3m × 高さ1m ≒ 2.5㎥)。
・2tトラックは、およそ3畳の広さに高さ1mまで荷物が積めるサイズです(荷台の長さ3.1m × 幅1.6m × 高さ1m ≒ 5㎥)。

自宅近くの不用品回収の料金をチェックする

不用品回収事業者はくらしのマーケットで見つかる

さまざまな「家の困った」をプロの力で解決できるくらしのマーケットでは、不用品回収サービスを実績や料金、口コミで比較し、そのままオンライン(スマホアプリ)で簡単に予約できます。
不安なことや不明点がある場合は、予約前に担当者と画像つきメッセージでやり取りができるので、不安や疑問も解消した上で予約ができます。
また、最高1億円の損害賠償補償制度があるため、万が一のときも安心です。
詳しくは、不用品回収でくらしのマーケットが選ばれる6つの理由をご覧ください。

くらしのマーケットの不用品回収サービスを利用した人の口コミ

くらしのマーケットから不用品回収サービスを利用した人の口コミを一部紹介します。

口コミ

★★★★★ 5.0
折り畳みベッド、パネルヒーター、 ブラウン管TV4台、液晶TV2台、 デスクトップパソコン、扇風機3台、でなんと10,000円と激安でしたので、追加で 掃除機2台、プリンター、石油ストーブ、壊れた椅子2個、ウォーキングマシンなどお願いしたところ追加料金が2,000円との事とても激安です。 対応した方もとても感じの人でした。 まだまだ不用品があるので、次回もこちらにお願いするつもりです

利用時期:2022年2月

出典:口コミ|くらしのマーケット

口コミ

★★★★★ 5.0
引っ越しに伴う不用品回収依頼でしたが、量が多かったのに、良心的な価格で、しかも親切で丁寧で短時間でスムーズに回収して頂き15分程で終了しました。 他社で10万以上すると言われていましたが、こちらに相談して本当に良かったです。 内容は、キーボード、はんてん1枚、こたつ布団1枚、掛ふとん1枚、敷き布団1枚、毛布シングル4枚、玄関マット1枚、座布団40×40cm大2枚、靴置きラックと付属品1セット、ミルサー1台、アイロン1台、カラーボックス1台、炊飯器3合炊き1台、電子レンジ1台、冷蔵庫2ドア1台、アイロン台1台、ワゴンラック2台、DVDプレイヤー1台、ノートパソコン1だい、プリンタ1台、ジューサー1台、マッサージや脱毛機器等の美容機器類、計3個、クリスマスツリー高さ50cm1台、長さ60cm大のぬいぐるみ2体、30cmのぬいぐるみ1体、ラック150×85×45cm1台、扇風機1台、ステンレスボトル(500ml)3本、洗濯機1台 、デジカメ1台、iPod1台、DVDプレイヤーやプリンタのコード(5〜6本)、食器の水切りカゴ8×36cm程1個、シャンプーなどを置いておくカゴ5×52cm程1個、木製まな板1枚、トレイ1枚、金属製?まな板1枚9×36cm スタッフ2名の方々で回収をアパート2階から運び出して下さり、もう1名いらっしゃっていました。 道も階段も狭い中、気持ちよく回収して頂き、3万ちょっとで本当に助かりました。 まだ片付いていない物があるので、近日中にまたお願い出来たらと思っております。 ありがとうございました。

利用時期:2021年12月

出典:口コミ|くらしのマーケット

不用品回収利用者の口コミをもっと見る

3)パソコンを捨てる時はパソコンデータを消去する

パソコンのデータ消去方法

パソコンにはインターネットの閲覧履歴のほか、サイトのログインIDやパスワード、年賀状の住所録や機密情報が記載された書類など、さまざまな情報が入っています。
これらの情報が流出すると、アカウントの乗っ取りやクレジットカードの不正使用、社外秘のデータの漏洩など、大変な事態に発展する可能性があります。
パソコンを処分する際は、個人情報の漏洩を防ぐため、自分で確実にデータを消去しなければなりません。

なお、自分でデータ消去を行うのが難しい場合は、処分事業者やメーカーが対応してくれる場合もあるので、 「2)パソコンの正しい捨て方|6つの方法」を参照してください。

初期化では不十分!データの消去は必ず行いましょう

「パソコンは初期化すればデータの消去もできる」というのは大きな間違いです。

初期化するとデータは消えているように見えますが、ハードディスクの内部にはデータが残っており、データをもとに戻すことができます。
そのため、パソコンを廃棄する前には、ハードディスクのデータを完全に削除しなければなりません。

参考:データ消去について|一般社団法人 パソコン3R推進協会

データ消去専用ソフトウェアで消去する方法

パソコンの電源が入り、正常に起動する場合は、データ消去専用のソフトを使って、その説明書通りにパソコンを操作し、データを消去します。

最近のパソコンにはデータ消去用のツールが入っているものが多いので、取扱説明書やパソコンメーカーの公式サイトなどに記載の手順通りに操作すれば簡単にデータを消去することができます。
しかし、古いタイプのパソコンなどにはデータ消去ツールがインストールされていないものも多いです。
その場合は、フリーのデータ消去ソフトをダウンロードするか、有料のソフトを購入します。
フリーソフトは、処理スピードが遅い、操作の手間が多いということはありますが、十分使用できるものがほとんどです。

「なにがいいかわからない」という方は、一般社団法人 パソコン3R推進協会の会員が推奨するプログラム一覧を参考にしてください。

データ消去は確実に行うのが鉄則

先述したパソコンの初期化や、手動でファイルを削除してゴミ箱を空にしただけでは、データの復元が可能なので、必ずソフトを使ってデータを消去を行ってください。

参考:桃居王会の会員が推奨するデータ消去プログラム|一般社団法人 パソコン3R推進協会

ハードディスクを物理的に壊す

ハンマーと砕かれたハードディスク

パソコンが起動せず、ソフトによるデータ消去を行えない場合は、ハードディスクをパソコンから取り出して、工具などで壊して処分します。

ハードディスクを取り出すにはパソコンを分解する必要がありますが、ほとんどのパソコンは比較的簡単にハードディスクを取り出すことが可能です。
ただし、中には分解が難しいものもあります。故障させたくない場合は、有料になることが多いですが、無理をせずにメーカーや事業者に処理を依頼しましょう。
ハードディスクのみを処分するなら、不燃ゴミとして廃棄できる自治体が多いです。

※自治体によって対応が異なるので、詳しくは各自治体の公式サイトなどで確認してください

5)パソコンデータを引越し(移行)する方法

ハードディスクとUSBメモリとCD

パソコンを買い替える場合は、古いパソコンのデータを新しいパソコンに移す必要があります。データ移行の3つの方法を順番に説明します。

①バックアップデータを手動で移行する

【用意するもの】

  • 外付けハードディスクやCD-R、DVD-R、USBメモリなどの記録媒体

【移行方法】
古いパソコンのデータを外付けハードディスクやCD-R、DVD-R、USBメモリなどの記録媒体に移し、新しいパソコンに接続して移します。

※ただし、古いパソコンにインストールしたソフトウェアやネットワークの設定は移行できないので注意してください。

②Windows転送ツール・Macの移行アシスタントを使う

【用意するもの】

  • 新旧2つのパソコンを繋げるUSB転送ケーブルや外付けハードディスクなどのツール

※新旧両方のパソコンがネットワークに繋がっている必要があります。


【移行方法】
WindowsやMacのパソコンには、それぞれにデータ移行のためのソフトウェアが用意されています。
簡単な操作を行えば自動で移行してくれるので、楽に移行作業ができます。

詳しい移行方法は、以下Windows・Appleの公式ページでご覧ください。

参考:Windows公式ページ|バックアップでデータを転送するApple公式ページ|コンテンツを新しい Mac に移行する方法

③データ移行用ソフトを使う

【用意するもの】

  • データ移行用ソフト
  • ソフトの説明書に記載の必要なもの

【移行方法】
有料のデータ移行用ソフトを購入し、その使い方通りにデータを移行する方法です。
安心・安全に移行できるうえ、他の移行手段ではできないアプリケーションソフトの移行ができるものもあります。

4)パソコン周辺機器など家電製品の処分方法

パソコンの処分方法に該当するのは、以下の機器です。
それ以外の周辺機器は小型家電製品として処分する必要があります。

パソコンに該当する機器

  • デスクトップパソコン本体
  • ノートパソコン
  • 一体型パソコン(ディスプレイ一体式)
  • ディスプレイ(ブラウン管式・液晶式)

プリンターを処分する方法は5つあります。気になる方はプリンターの処分方法を記載している記事をご覧ください。忘れがちな処分前にやっておくべきことも書いてあります。

パソコンにつないでいたスピーカーの処分に困っている方は「スピーカーの捨て方5選」をご覧ください。リサイクルやリユースする方法も紹介しています。

古くなったタブレットの処分方法はこちらの記事に記載しています。ぜひ参考になさってください。

その他の家電製品の処分をする方法は、チャートを使った家電製品の処分法を記載している記事をご覧ください。家電リサイクル法についても記載しています。

他にこんなサービスもあります

【格安引越し】

引越しや配送、荷物の運搬は、格安引越しにお任せください。引っ越し元から引っ越し先までの距離と運びたい荷物の量を選んで見積もりできるので、近距離引越しで細かい荷物は自分たちで運べるという方や一人暮らしの女性におすすめです。

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【パソコン修理】

くらしのマーケットでは、パソコン修理も依頼することができます。プロに分解・修理やパーツの交換をしてもらえます。プロが出張してくれるので自宅から持ち出せないデスクトップが壊れてしまい途方に暮れている方、必見です。

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まとめ

壊れたパソコンを無料で処分する方法はありますか?
使用できなくなったパソコンを無料で処分する方法は、①メーカーの回収、②家電量販店などのパソコン取り扱い店舗の回収、③自治体の回収ボックス、④無料回収サービスの4通りあります。
無料は本体のみでキーボードなどは処分費用がかかる場合もありますので、注意事項を確認してください。

パソコン処分をするのにデータの消去は必要ですか?
パソコン処分の際は必ずデータ消去をしましょう。
パソコンにはインターネットの閲覧履歴のほか、サイトのログインIDやパスワード、年賀状の住所録や機密情報が記載された書類など、さまざまな情報が入っています。
アカウントの乗っ取りやクレジットカードの不正使用、社外秘のデータの漏洩などに発展する可能性があります。
なお、パソコンの初期化だけではデータ消去できませんので、ソフトを使用するかハードディスクを取り出しましょう。

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畑野 佳奈子

ライター:畑野 佳奈子
断捨離大好きです!くらしのマーケットで紹介しているお手軽な掃除方法をフル活用しています。食品衛生責任者、整理収納アドバイザー準1級取得。

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