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目次
- 1)壊れたプリンターは小型家電リサイクル法の対象
- 2)プリンター処分6つの方法
- ①家電量販店やメーカーの下取り
- ②小型家電リサイクルに出す
- 小型家電リサイクル法とは?
- 家電量販店の小型家電リサイクル回収費用比較
- ③粗大ゴミとして自治体で処分
- ④まだ使えるプリンターを売る
- ⑤プリンターを寄付する
- ⑥不用品回収の事業者に依頼する
- 優良な不用品回収事業者の見極め方
- 不用品回収サービスの費用相場
- 3)プリンターを処分する前に必ずやること
- ①インクカートリッジ・トナーカートリッジを処分する
- ②プリンター内のデータを削除する
- 3)パソコンを処分したいときは
この記事でわかること
プリンターを処分するにはどうすればいいですか?
- ①新しく購入するプリンターの店舗の下取りに出す
- ②小型家電リサイクルに出す
- ③粗大ゴミとして出す
- ④まだ使えるプリンターを売る
- ⑤プリンターを寄付する
- ⑥不用品回収の事業者に依頼する
無料でプリンターを処分する方法はありますか?
買い替えの場合はメーカーや店舗の下取りサービスを利用すると処分費用が安くなります。使用可能なプリンターはフリマアプリやネットオークションやリサイクルショップを利用すると利益が出る可能性もあります。
1)壊れたプリンターは小型家電リサイクル法の対象
壊れて使えなくなったプリンターは「小型家電リサイクル法」によりリサイクルの対象です。
対象の小型家電はプリンターの他にも多くあります。
小型リサイクル法とは?
「小型家電リサイクル法」とは、「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」のことで、2013年4月1日から施行されています。
従来の家電リサイクル法の家電「エアコン、テレビ、洗濯機、冷蔵庫」以外の不用になった電化製品もリサイクルの対象となりました。
集められた家電品の部品に使用されている金属などは分解され、別の原材料として再利用されます。廃棄物を減らすために制定されました。
なお、「冷蔵庫・洗濯機(乾燥機)・エアコン・テレビ」の4種の家電の処分は「家電リサイクル法」に基づき、処分する際にリサイクル料や収集運搬料金などが発生しますが、小型家電リサイクル法は収集運搬料金の徴収はありません。
主なリサイクル対象の家庭用電化製品 | ||
---|---|---|
電話機 | 携帯電話 | パソコン |
デジタルカメラ | デジタルオーディオプレーヤー | ラジオ |
ハードディスク | 空気清浄機 | モニター |
電子書籍端末 | 電動ミシン | 電動ドリル |
電卓 | 電子式体重計 | 家庭用吸入器 |
フィルムカメラ | 電子炊飯器 | 電子レンジ |
電気アイロン | 電気コタツ | ヘアドライヤー |
電動マッサージ器 | 照明器具 | 電子時計 |
ランニングマシン | 携帯型ゲーム機 | 電子キーボード |
扇風機 | 卓上型食洗機 | プリンター |
プリンター以外の家電製品の処分は、電化製品の処分方法6選の記事を参考にしてください。
電化製品の処分方法6選|一番安くて簡単な捨て方は?
参考:1 小型家電リサイクル法 ~法律の概要・関係法令~|環境省、小型家電リサイクル|東京都環境局、使用済み小型家電のリサイクル「お住まいの市町村の分別ルールに従い、正しくリサイクルを」|政府広報オンライン
2)プリンター処分6つの方法
プリンターの処分方法は、大きく分けて以下の6つあります。
プリンターが壊れて動かない場合や、プリンターの状態が良くまだ使える場合や、新しいものに買い換える場合など、その時の状況に合わせてマッチした処分方法を選びましょう。
FAXやスキャナ搭載のプリンターも同じように処分できます。
プリンターの処分方法 | 処分費用 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
①家電量販店やメーカーの下取り | 無料※店舗による | 手間がかからない 無料またはお得な特典がつく | 条件がある |
②小型家電リサイクル | 1,000円程度 | 処分費用が安い | リサイクル券の購入が必要 |
③粗大ゴミ | 200円〜500円 | 処分費用が安い | 手続きが必要 |
④プリンターを売る | 無料〜手数料+送料 | 売れたら収入になる | いつ売れるかわからない 売れないものもある |
⑤プリンターを寄付する | 送料 | 誰かの役に立てる | 寄付できないものもある |
⑥不用品回収 | 8,000円〜 | 都合の良い日時に処分できる | 処分料金が高くなる可能性がある 悪質事業者に注意 |
①家電量販店やメーカーに下取りしてもらう
プリンターを新しく買い替えるなら、下取りサービスを行っているメーカーや家電量販店があるので利用すると安全に古いプリンターを処分することができます。
費用をかけずに処分してもらえることもあるので、買い替えの際はもっともおすすめの処分方法です。
ただし「会員限定」「指定の金額以上のプリンター購入時のみ」「指定のプリンターのみ」など、利用には条件があるので注意しましょう。
また、プリンター下取りを行っている店舗自体が少ないので、希望している場合は事前に購入予定の店舗にサービスの確認をしてください。
家電量販店やメーカーの下取りメリット
- 無料で処分できる
- 処分の手間がかからない
- 安心して処分できる
家電量販店やメーカーの下取りデメリット
- 条件外だと下取りしてもらえない
- 下取りサービスをしている店舗・メーカーに限りがある
参考:キヤノンのインクジェットプリンター買い替えサービス|Canon、買い替え無料下取りサービス【店舗限定】|ビックカメラ、商品を購入したら古い商品は処分できますか?|ノジマ
②小型家電リサイクルに出す
壊れて使えなくなったプリンター(複合機を含む)は、「小型家電リサイクル法」により、リサイクルの対象となります。
プリンターは自治体の粗大ゴミとして廃棄することもできますが、今後の環境問題を考えると、できるだけリサイクルできる形で手放したいですね。
小型家電リサイクルに出す方法
壊れた小型家電は、自治体の指定の回収ボックス(30cm×15cm以内のもの)へ投入、または受付窓口、スーパーや家電量販店などの店頭、宅配サービスで回収します。購入元は問いません。
回収ボックスに入らないプリンターはリサイクル券を購入し、小型家電の回収を行っている店舗へ出すか、宅配サービスを利用しましょう。
宅配回収は、不用になった家電製品を箱に詰めて宅配事業者に渡すだけなので、外出や持ち出しの手間がかかりません。回収は必ず国から認定されている事業者を選びましょう。
家電量販店の小型家電リサイクル回収費用比較
家電量販店へ持ち込んだときのリサイクル回収費用です。料金はプリンターの大きさにより異なります。
店舗名 | 処分費用(税込) |
---|---|
ヤマダ電機 | 1,100円 |
ケーズデンキ | 1,100円 |
エディオン | 550円 |
ビックカメラ | 1,958円(1箱) |
ヨドバシカメラ | 1,100円 |
※2022年8月時点の税込金額です。
参考:リサイクル回収について|ケーズデンキ、ご不要の「小型家電回収サービス」スタート!|ヤマダ電機、小型家電リサイクル|エディオン、パソコン・小型家電のリサイクル、承ります|ビックカメラ、小型家電リサイクル回収承ります|ヨドバシカメラ
横浜市の回収場所例
横浜市では、区役所や資源循環局事務所のほか、区民利用施設や店頭にも回収ボックスを設置しています。
区 | 店舗名 | 回収ボックス設置場所 |
---|---|---|
神奈川 | イオンスタイル東神奈川店 | 4階家電売場 |
金沢 | イオン金沢シーサイド店 | 3階家電売場 |
戸塚 | イオンスタイル東戸塚店 | 2階家電売場 |
港南 | イトーヨーカドー上永谷店 | 地下1階レジカウンター |
泉 | イトーヨーカドー立場店 | かまくら道側入り口付近 |
南 | イトーヨーカドー横浜別所店 | 平面駐車場側入口 |
緑 | アピタ長津田店 | 地下1階ビバホーム側入口 |
港北 | アピタ横浜綱島店 | 1階リサイクルステーション |
瀬谷 | ホーマック瀬谷店 | 2階休憩スペース |
鶴見 | 駒岡地区センター | 2階グループ室入口付近 |
旭 | 旭スポーツセンター | 1階正面入口 |
都筑 | 中川西地区センター | 1階ロビー内 |
参考:小型家電回収ボックス設置場所一覧|横浜市、小型家電の回収・リサイクルにご協力ください|横浜市
小型家電リサイクルのメリット
- 少ない費用で確実に処分できる
- 安心して処分できる
小型家電リサイクルのデメリット
- リサイクル券を購入しなくてはいけない
- 手続きが面倒臭い
- プリンターを自分で運ばなければならない
③粗大ゴミとして自治体で処分
周りにリサイクルを受け付けている場所がなかった場合は、粗大ゴミとして自治体に回収してもらうこともできます。申込みの手間や手数料はかかりますが、安く安全に処分することができます。
横浜市、大阪市、名古屋市、札幌市、福岡市、世田谷区のプリンターの粗大ゴミ処理手数料
横浜市、大阪市、名古屋市、札幌市、福岡市、世田谷区の6つの自治体でプリンターを粗大ゴミとして出す時の手数料一覧です。
自治体 | 手数料 |
---|---|
神奈川県横浜市 | 200円 |
大阪府大阪市 | 200円 |
愛知県名古屋市 | 250円 |
北海道札幌市 | 200円 |
福岡県福岡市 | 300円 |
東京都世田谷区 | 400円(10kg以下) |
参考:粗大ゴミ処理手数料表(品目別)|横浜市、大型ゴミ手数料|札幌市、粗大ゴミ処理手数料一覧表|大阪市、粗大ゴミ手数料のめやす|名古屋市、福岡市粗大ゴミ受付品目一覧|福岡市、世田谷区 粗大ごみインターネット受付
粗大ごみのメリット
- 確実に処分できる
- 安く処分できる
粗大ごみのデメリット
- 手続きが面倒臭い
- プリンターを自分で搬出しなければならない
④まだ使えるプリンターを売る
まだ使える製造年の新しいプリンターはフリマサイトやリサイクルショップで売れる可能性があります。
フリマサイト・ネットオークションで売る
プリンターの処分を急いでいない場合や、まだ十分使用できるのに年式が古くてリサイクルショップで買取できなかった場合などは、ネットオークションやフリーマーケットサイトに出品するのも手です。
需要と供給が一致すれば、高値で買い取ってもらえるケースもあります。ただし、購入希望者が見つかるまで時間がかかることも多いので、すぐに処分したい場合は不向きです。
個人間の取引になるので配送や予期していなかった不具合などで、トラブルに発展するケースもあります。出品前に動作確認をしっかり行い、プリンターの発送方法や日時などを購入希望者と念入りに確認を取るなどして、注意深く取引をする必要があります。
フリマアプリやネットオークションのメリット
- 自分で価格設定できるので高値で売れる可能性がある
- 臨時収入になる可能性がある
フリマアプリやネットオークションのデメリット
- いつ売れるかわからない
- 送料と手数料がかかる
- 梱包が面倒臭い
- トラブルになる可能性がある
リサイクルショップで買取
リサイクルショップでは、プリンターを持ち込めばその場で買取査定・引き取りを行ってくれるので、すぐに処分が可能です。
製造年が3年以内の年式の新しい物や、多少古くても状態のよいものは高額買取が期待できます。
特にパソコンや周辺機器を扱う専門のリサイクル店は知識が豊富なので適正価格で買い取ってもらえます。
また、状態が悪かったり作動しなかったりする、いわゆるジャンク品でも、部品がリサイクル可能な場合は、安値での買取や無料で引き取ってもらえることがあります。
さらに、出張買取を無料で行っているリサイクルショップもあるので、処分の手間を省くこともできます。まだ使えるから捨てるのはもったいない、費用や手間をかけずに処分したいという場合におすすめです。
ただし、製造年から5年以上経っているプリンターや、プリンターの状態によっては引き取ってもらえなかったり、処分費用を請求される場合もあります。
リサイクルショップのメリット
- 臨時収入になる可能性がある
- 売りたい日に査定額がわかる
- 店舗によっては出張買取サービスがある
リサイクルショップのデメリット
- 買取してもらえない可能性がある
売れなかったら地元の掲示板サービスに登録しよう
売れなかった場合は、地元の掲示板サービスに掲載してみてはいかがでしょうか。
「無料で譲ってくれるならほしい」という引き取り手がいるかもしれません。
⑤プリンターを寄付する
使わないプリンターをNGO団体などに寄付することで、社会に貢献することもできます。
ただし、製造年から4年以内など比較的新しいプリンターを必要としていますので、ニーズに合ったものを寄付するようにしましょう。
寄付する時に気をつけること
・送料は元払いで送りましょう。着払いは受け取りできないことがあります。
・寄付が必要なものは時期によって変わります。必要とされているものを寄付しましょう。
プリンターの寄付を募集している団体(一部)
団体名 | 寄付の募集品 | 連絡先 |
---|---|---|
NPO法人もったいないジャパン | プリンター(発売から4年以内のもの) | 神奈川県茅ヶ崎市萩園1642-2 |
WWF JAPAN | プリンター・印刷用紙など(法人) | 専用フォームにて問い合わせ |
一般社団法人 東京アジア応援計画 | インクカートリッジ | 東京都町田市玉川学園1-17-12 |
EPSON(引取回収サービスにて寄付を選択) | インクカートリッジ | 公式サイトにて申し込み |
参考:プリンターの寄付|NPO法人もったいないジャパン、物品の無償提供|WWF、不要なインクカートリッジの寄付をお願いします。|一般社団法人 東京アジア応援計画、寄付先のご紹介|回収サービス/リサイクル|EPSON
寄付のメリット
- 社会貢献が出来る
- 送料のみで処分できる
寄付のデメリット
- 物品の寄付を募集している団体が少ない
- 比較的新しいプリンターのみ募集している
⑥不用品回収の事業者に依頼する
すぐに処分したい場合や、処分したいものがプリンター以外にもたくさんある場合におすすめなのが、不用品回収です。
家電リサイクル回収と比べて費用はかかりますが、依頼すればすぐに駆け付けてくれる場合もあり、処分を急いでる人にはうってつけです。
引越しや遺品整理、大掃除などでプリンター以外にも不用品がある場合はまとめて処分できるのが魅力。
依頼の前にサービス内容や料金、回収可能日時など、事業者の公式サイトやメールでしっかり確認しましょう。
中には不法投棄や高額請求など悪質な事業者もいるので、注意が必要です。
不安な方はこちらの記事で「不用品回収」と「廃品回収車」に関する正しい知識を身につけましょう。違法な事業者の見分け方も紹介しています。
廃品回収車が無料の理由|違法な事業者のトラブル例と見分け方
参考:廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!|環境省
不用品回収のメリット
- 処分する日を自分で決められる
- 不用品をまとめて回収してもらえる
- 自分で運び出す手間がない
不用品回収のデメリット
- 費用がかかる
- 悪質な事業者かどうかを見極める必要がある