エアコン移設にかかる費用の相場は?誰に頼むのがおすすめ?

引越しに伴うエアコンの移設や家の中でのエアコンの付け替えの、費用相場やどこに依頼すると良いかをシチュエーション別で紹介します。エアコン移設費用を安く抑えるポイントも説明します。

2021.6.16 更新
エアコンの移設を考える女性

目次

  1. 1)エアコン移設費用の相場
  2.  1-1)引越しに伴う移設
  3.  1-2)家の中での移設
  4.  1-3)その他の移設
  5. 2)エアコン移設費用を安く抑えるポイント
  6.  2-1)追加料金の発生理由と費用相場
  7.  2-2)移設より買い替えの方が良い場合
  8. 3)エアコン移設の事業者の選び方

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ライター:日野静花
家事歴15年以上。かつては大の掃除嫌いだったが、くらしのマーケットマガジンで記事を書き始めて以来、掃除が楽しくなってきた。

1)エアコン移設費用の相場

エアコン移設費用の総額

エアコンの移設費用は、取り外しと取り付け作業にかかる費用、エアコン取り付けに伴う追加工事費用、エアコンの運搬費用の総額です。

追加工事は、取り外しや取り付けを行う家の状況に応じて発生します。運搬費用は、引越しに伴う移設の際に発生しますが、依頼する事業者によっては運搬も移設費用に含まれていることもあります。

エアコンの移設を依頼できる事業者は、エアコン専門の事業者、運送会社、引越し会社が主流です。事業者の種類ごとに、相場や専門分野(得意な作業)が異なります。エアコンの移設状況に合わせて、どの事業者に依頼するのか検討しましょう。


事業者ごとのエアコン移設料金の相場

料金の相場 取り外し 取り付け 運搬
エアコン専門業者 8,000〜10,000円 10,000〜17,000円 2,000円〜6,000円(近距離)
運送会社 8,000円〜 12,000円〜20,000円 別料金、要見積もり
引越し会社 10,000円〜30,000円 引越し料金に含む

1-1)引越しに伴う移設

引越しに伴うエアコンの移設の場合は、引越し会社がエアコン移設を取り扱っているか確認しましょう。大手の引越し会社は、エアコンの移設サービスをオプションとして提供しています。中小規模の引越し会社では、エアコン移設を受け付けていなくても、エアコン専門事業者を紹介してくれることもあります。

引越し会社がエアコン移設サービスを提供していれば、引越し会社に依頼すると事業者を探す手間が省けて楽なのでおすすめです。ただし、エアコン工事に関する連絡は引越しとは別のエアコン工事担当者と行う必要がある場合が多く、実際にはあまり手間が省けなかったと感じる人もいます。

引越し会社に依頼するメリット

  • エアコンの運搬費用が引越し料金に含まれている
  • 自分でエアコン移設工事の事業者を探す必要がない

引越し会社に依頼するデメリット

  • 下請け事業者が作業することが多く、トラブル時に責任者が曖昧
  • ホームページなどで料金を明記している会社がほぼなく、見積もりが必要

引越し会社がエアコン移設サービスを提供していなければ、エアコン専門事業者に依頼するのがおすすめです。事業者選びで失敗しないために、エアコン移設の事業者の選び方を確認しましょう。


1-2)家の中での移設

家の中でエアコンの移設を行うなら、エアコン専門事業者がおすすめです。引越し会社や運送会社に依頼しても、実際に作業するのは提携しているエアコン専門事業者であることが多いです。

家の中での移設なら運送の必要がないので、作業をしてくれるエアコン専門事業者に直接依頼をすると手間や費用の観点からお得です。

エアコン専門事業者に依頼するメリット

  • 中間マージンが発生しない
  • 事業者同士の情報伝達漏れが発生しづらい
  • どんな人が作業しに来てくれるのか事前に情報収集できる

エアコン専門事業者に依頼するデメリット

  • 信頼できる事業者の探し方がわからない

信頼できるエアコン専門事業者を探すポイント

信頼できる事業者を選ぶポイントは、ホームページでサービスの内容や料金を事前にわかりやすく伝える工夫をしているかを確認することです。
利用者が素人であることを理解して、わかりやすい言葉で丁寧に説明してくれている事業者は、作業や話し方も親切・丁寧な可能性が高いです。
くらしのマーケットには、エアコンの取り付け・取り外しをしてくれる事業者を探しやすい3つのポイントがあります。


  1. 作業料金をサイト上で比較できる
  2. 希望日に作業できる事業者に絞り込んで検索できる
  3. 利用した人が投稿した口コミが確認できる

1-3)その他の移設

中古のエアコンを譲り受ける場合など、引越しでも家の中でもないエアコン移設の場合は、エアコン専門事業者か運送会社に依頼しましょう。

運送会社の中には、エアコン取り外し・取り付けと運搬がセットになったエアコン移設パックプランを提供しているところもあります。エアコン専門事業者でも、数千円の追加料金で近距離の運搬を行っていることがあります。

近距離での移設はエアコン専門事業者、遠距離の場合は運送会社に依頼すると費用を抑えられるケースが多いです。

エアコンを運搬できる車がある場合は、エアコン専門事業者に取り外しと取り付け工事のみ依頼し、運搬を自分で行い費用を抑える方法もあります。ただし、エアコンの室外機は20kg〜40kgと重いうえに、室内機・室外機共に落下や運搬中の衝撃による破損のリスクがあります。

運送会社に依頼するメリット

  • 高価な物や重い物の運搬に慣れている
  • エアコン移設パックとしてわかりやすい料金を設定している会社もある

運送会社に依頼するデメリット

  • 下請け事業者が作業することが多く、トラブル時に責任者が曖昧
  • 運搬費用は、見積もりが必要なことが多い

2)エアコン移設費用を安く抑えるポイント

エアコンの移設費用を抑える方法は、取り外し・取り付けの料金(標準工事費用)を抑える方法と、追加工事料金を抑える方法があります。

取り外し・取り付けの料金(標準工事費用)を抑えるためには、エアコン移設費用の相場を参考にエアコン移設の状況に合わせて依頼先の事業者を検討しましょう。

追加工事料金を抑えるためには、追加工事費用を含めた総額で比較することがポイントです。

2-1)追加料金の発生理由と費用相場

追加工事が発生しやすい理由を理解し、必要な追加工事と必要ない追加工事を事前に検討しておきましょう。工事当日に、「追加工事を提案され、内容を理解しないまま、必要のない追加工事を依頼してしまった」という事態を防げます。

配管の交換・延長:2,000円〜3,000円(1メートルあたり)
以前使っていた配管が経年劣化している場合や、移設に伴い配管の延長が必要な時に追加費用が発生します。
室内配管化粧カバー:5,000円〜15,000円
室内や室外で配管をきれいに隠したい場合に追加料金が発生します。以前使っていたカバーを使い回す場合は、部材費が不要なので安く抑えられることがあります。
壁の配管穴開け:5,000円〜15,000円
エアコンを取り付ける場所に配管を通す穴がなければ、壁に穴を開ける工事を行います。木造やモルタル壁、ALC壁は、標準工事で対応可能な業者が多いですが、コンクリートやタイルの場合は追加料金が発生することが多いです。
特殊な場所への室外機の設置:10,000円〜25,000円
室外機をエアコン本体の外壁を挟んだすぐ近くのベランダや庭などに平地置きができない場合に追加料金が発生します。天井から吊り下げ、壁への取り付け、屋根に設置、二段置きなどが含まれます。設置器具を使い回す場合は、追加料金が10,000円以内で収まることもあります。
専用コンセントの増設:12,000円〜13,000円
エアコンは使用電力が非常に大きいため、ブレーカーからコンセントまで分岐されていない専用のコンセントが必要です。
電圧変更工事(100V⇄200V)、コンセント形状変更工事:2,000円前後
エアコンの機種によってプラグの形状、電源の種類(単相100Vか単相200V)電気容量(アンペア)が異なります。取り付ける場所のコンセントが、取り付けるエアコンと合う形状や電源でなければ変更工事が必要です。
取り付け前のエアコン

参考:ヨドバシカメラホームページ エアコン設置工事
参考:ヤマダ電機ホームページ エアコン工事料金の目安について
参考:ケーズデンキオンラインショップ エアコン工事料金目安
参考:ビックカメラホームページ エアコン取り付け工事
参考:ジョーシンホームページ エアコン工事について


2-2)移設より買い替えの方が良い場合

エアコンの移設には少なくとも15,000円程度、平均的には20,000〜30,000円の費用がかかるため、移設するより新しいものに買い替えたほうが良い場合もあります。

エアコンメーカーによると、エアコンの設計上の標準使用期間は10年です。製造から7〜8年たったエアコンの場合。移設に費用をかけても、移設後2〜3年で寿命を迎えることになります。

参考:ダイキンホームページ 製品寿命(ルームエアコン)

新品のエアコンを購入する場合、6畳用だと取り付け工事込みで5万円台から購入できます。移設予定のエアコンの使用期間を確認したうえで、移設するか新品エアコンを購入するか検討しましょう。

エアコンを設置する部屋の広さが変わる場合も、新しいエアコンの購入を検討しましょう。エアコンは、部屋の広さに合った能力の機種を選ぶ必要があります。移設先の部屋の広さがエアコンの能力に合っていないと、エアコンの本来の能力が発揮できません。


3)エアコン移設の事業者の選び方

エアコンを移設する際は、状況に合わせて事業者を選ぶのがおすすめですが、それでも誰に依頼しようか迷っているなら、エアコンの扱いに慣れたエアコン専門の事業者がおすすめです。

信頼できるエアコン専門事業者を選ぶ際は、下記の3つのポイントを確認ましょう。

  • 素人にもわかりやすく、事前に料金や作業内容を説明してくれるか
  • 安心して家の中に招き入れられる人柄か
  • 作業後にトラブルが発生した際の保証があるか

くらしのマーケットでエアコン専門事業者を選ぶと、3つのポイントを簡単にチェックできます。


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