
目次
- 1)エアコン設置に欠かせない配管工事とは
- 2)【新設】既存の配管をチェックして貰う
- 3)【移設】配管の長さを延長する
- 4)【故障】配管の劣化や破損で起こる不具合
- 5)エアコンの配管工事は自分でできる?
- 6)くらしのマーケットでエアコン取り付け!

ライター:たかおみきよ
コンテンツ制作全般に携わるフリーランス。私生活では、小学生男児のママ。
家事と仕事の両立に奮闘しながら、快適な生活と人生を模索中!
1)エアコン設置に欠かせない配管工事とは

エアコンは、次のような2種類の「配管」で室内機と室外機を繋ぐことで使用できます。それぞれ、エアコンを正常に機能するために重要な役割を果たす配管です。
- 冷媒管:室内の熱を外に出す役目
- ドレン管:室内機に貯まった水分を外に出す役目
また、エアコンの配管工事は、新しいエアコンの取り付け時だけに必要なわけではありません。「別の部屋への移設」「故障」というシーンでも必要となることがあります。
「新設」「移設」「故障」それぞれ3つのシーンのエアコンの配管工事について解説していきます。
2)【新設】既存の配管をチェックして貰う

交換前のエアコンに繋がっていた配管に亀裂が入っているなどのケースでは、そのまま新しいエアコンを繋ぐと、ガス漏れで正常に稼働しないことも考えられるでしょう。
新しいものを取り付けるタイミングで、配管も一緒にチェックして貰い、交換が必要なのかどうか確認しましょう。
隠蔽配管で工事が難しいなど、特別な事情が無い限りは新しいエアコンと同時に配管も交換するのが一般的のようです。
これまでエアコンが無かった場所に取り付ける場合は、壁に配管用の穴をあけるなどの工事も必要です。
3)【移設】配管の長さを延長する

「これまで1階で使ってたエアコンを、2階で再利用したい」こういった住宅内の移設でも、「エアコン配管の長さが足りない」という問題に直面することがあります。
1階と2階の配管穴では必要な長さが異なるため、これまで1階の地面に置いていた室外機を、2階の配管穴につなげようとしても、配管の高さが足りないことがあります。
また、たとえ室外機を2階のベランダに置いたとしても、従来の配管と2階ベランダから配管穴までの適切な長さが同じであるとは限りません。
そのため、同じ家のなかでエアコンの移設をしたとしても、配管工事が必須となります。
4)【故障】配管の劣化や破損で起こる不具合

「エアコンをつけていても、涼しく(暖かく)ならない」という経験はありませんか?エアコンの配管が劣化や破損していると、そのような不具合も起こり得ます。
エアコン本体に寿命があるのはみなさんご存知のとおりですが、実は配管にも寿命があるのです。
エアコン本体の寿命が約10年程度(※)といわれる一方、配管の寿命目安は、なんと3年程度!そのため、本体は買い変えなくても、配管が劣化し、工事が必要になることも考えられます。
また、これは引っ越しによって従来のエアコンを再利用する際にも、注目すべきポイントとなります。
(※メーカーによって、正確な耐用年数は異なります)
5)エアコンの配管工事は自分でできる?
エアコン配管工事の作業では、次のようなポイントに注意する必要があります。
エアコン配管作業の注意点
- 配管内部にホコリや虫が入らないようにする
- 一度固まった配管を曲げて折らないようにする
- 安全な作業のため、室外機周辺にはゆとりを持つ
- 冷暖房の効果を下げないよう、室内機と室内機の距離を離し過ぎない
このような注意点に気を付けながら、安全な作業とエアコンの効果を損ねない的確な配管工事をするためには、技術と知識と判断力がとても重要となります。
エアコンの配管工事自体は、素人でも物理的にはできるように思えますが、難易度の高い作業であることは間違いないでしょう。無理せずに、プロにまかせることを推奨します。
5-1)配管工事の費用について
エアコンを新規で購入し、取り付けする場合、エアコンの本体価格に配管工事を含む取り付け作業費用が含まれていることがあります。
一方、配管の延長や交換は追加費用がかかる可能性もあるため、よく確認しておきましょう。
これまで使っていたエアコンの再利用で配管の延長が必要な場合、プロに依頼すると「1m3,000円」などのように所定の費用がかかります。このほかに壁の穴あけ作業や、室内カバーの料金なども、別途設定されている場合があります。
設置されているご自宅の環境により、配管の長さが変わってくるため、料金も大きく異なってくるでしょう。
工事を依頼する場合には、事前に見積りをとって料金を確認しておきましょう。
6)くらしのマーケットでエアコン取り付け!

エアコンの配管工事は、故障以外にも様々なシーンで必要になります。
- 新品のエアコンを取り付ける
- 中古のエアコンを移設する
エアコンの取り付け作業は、本体を壁につけて終わりではなく、配管にまつわる工事も必要です。本体の取り付けと配管工事を合わせてプロにお任せしましょう。
くらしのマーケットには、エアコンの取り付け工事を行うプロの事業者が多数登録しています。1台あたり、約13,500円〜17,000円ほどが取り付け作業の相場です。
エアコンの移設・新設を検討している場合、まずはあなたの住む地域で活躍するプロの事業者に相談してみてはいかがでしょうか?